Living in Australia

台湾生まれの祖母、日本生まれの両親、オーストラリア生まれの子ども達の三世代家族。息子はダウン症のスーパーマン!

Diagnostic and Assessment Clinic

2010-05-31 20:47:30 | 家族
今日は、息子の成長度合いの診断を受けるため、Diagnostic and Assessment Clinic (以下D&A)へ。
このD&Aの事は昨年、Preschoolの先生から教えてもらうまで全く知らなくて、何もアクションしていなかったのだけど、小学校へのTransitionなどサポートしてくれる良いサービスだと薦められ、昨年からWaiting listに載せていた。11月に必要書類の一式をもらい、私達がやっとこさ提出したのが3月中旬。半年はWaiting periodがあるから早くした方が良いわよ、と何度かPreschoolの先生からRemindされていたのだけど、ラッキーなことに最初のコンタクトから半年で今回のアポが取れた。

先方は、フェローのドクターと心理学者の2人。
Preschoolの先生の薦めで彼女にも前半参加してもらう事にして、こちらは私達夫婦と息子、先生の4人。
通された部屋は幼稚園のような雰囲気のとても明るく、広い部屋。壁一面にはオーストラリアの自然、動物の絵が描かれていて、部屋半分には色んなおもちゃがあって、部屋の済みに診察台や身長、体重の測定器が無ければ、クリニックだと気付かないかも。最初は息子が楽しくおもちゃで遊んでいる間に、私達両親と先生が交互に、家庭内、Preschoolでの様子、出来る事、出来ない事、などを話し、慣れた頃を見計らって、テストに移行。

今回使用したのは、Griffiths Mental Development Scales - Extended Revised。
簡単なブロックを使ったテストに始まり、絵とフィギュアを使ってボキャブラリーのレベルをチェックしたり、体のパーツを言うだけでなく、人形で指し示せるかをチェックしたり。最後は大きめのビーズにひもを通す、いつもだと喜んでするゲームだったのだけど、この時には既に限界に達してきていた。普段、日本語をメインに使っている家庭だけに、ボキャブラリーやテストの内容が全部、英語だけと言うのも、かなり難しいものがある。とは言え、この診断で高く評価される事が良いかと言えば、そうとも一概に言えない。実際、低く評価された方がよりサポートを受けやすくなるので、息子のためにはなる筈なのだ。

今日の結果
月齢:44ヶ月
身長:89cm
体重:14.2kg
成長の度合い:21~26ヶ月と同等

娘の1~2歳くらいの時とかぶる事が多いので、大体予測はしていた。
でも、、、やっぱりショックも無かったと言ったら嘘になる、、、かな。
何より、今まで心配してきたいた将来の進学についての具体的な話が始めて出たのだけど、小学校は地元に通えるだろう、と信じていた私の予想を裏切るような現実を突きつけられ、ショックの大きさに、言葉より涙が先に出てきてしまった。。。確かに、息子にとって一番良い選択を選ぶ事が大事なので、私のショックなんてくだらない事なんだけどね。でも、娘が再来年から息子も一緒に通えると信じて楽しみにしているのに、もしかしたら、違う選択肢があるなんて考えもしなかった。まだ、はっきりした事は来年のIQテストを受けた上で決まるのだけど、心理学者の方に、「勿論、Kindyから数年は地元にお姉ちゃんと一緒に通うのも悪くないと思う。ただ、地元の学校ではYear6までは無理だと思う。」と現実的な選択肢を教えられた。

ダウン症の子は、比較的愛される性格を持ち合わせている場合が多いので、Year2までは問題ないらしい。
しかし、Year3になると急に勉強も難しくなり、口頭での指示に偏ってくるので、地元の学校が受けられる補助では、息子はとてもやっていけなくなるだろう。今のシステムでは、息子1人に対して1日、1時間くらいのアシスタントしか国の援助では付かない。その為、一部の学校に設置されているSpecial needs classがあるところが、Year3以降は一番良いかもしれない、と言う話だった。

ガッカリする話ばかりでもなく、心配していたDepartment of Educationとの交渉、連絡は全て、D&Aが代行してくれるとの事で、Transitionに対する心配は一気に減った。学校についても、「選択肢が広がる」という意味では勿論、良い話だった。反対にアセスメントが出来すぎたら、普通の学校にアシスタント無しに行ってください!な~んて事になるので、仕事辞めて毎日べったり学校にへばりついてなきゃいけないだろうし。あと一年、半年で少しずつ前進した言葉がどの位伸びるか分からないけど、頼もしい味方が増えたから、気楽に頑張ろう。




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