Living in Australia

台湾生まれの祖母、日本生まれの両親、オーストラリア生まれの子ども達の三世代家族。息子はダウン症のスーパーマン!

世界遺産&土ボタルツアー

2012-09-12 23:59:37 | お出掛け
今日は、幼馴染とのメインイベント!
最初は私が車でどこか連れて行ける程度の遠出を考えていたのだけど、学校の事やらわずらわしい事を回避する為、思い切って家族全員で休んでお出掛けする事に。どこに行こうか悩んだので、元ボスであり、オーストラリアの兄?のような、Travel Centre Internationalの社長に相談。すると珍しいから「土ボタルツアーに連れて行ってあげるよ。」とチャーターで総勢6名連れて行ってもらう事に決定~!

私たち夫婦は4時半起床でピクニックランチを用意し、子ども達をぎりぎりに起こし、6時半に家を出て、シティまで電車で。のんちゃん達とはホテルで7時半に待ち合わせし、ほぼオンタイムで元ボス、アキさんにピックアップしてもらい、ツアー出発~!少々渋滞していたものの、予定通り2時間半ほどで最初の観光スポット、Sublime Point Lookoutに到着。


息子が撮影した集合写真


次に向ったのは有名所のエコーポイント。絵葉書によく見かけるThree Sistersはここから撮影したもの。今日は予想外にとっても暖かいし、霧もなく、快晴でビューもバッチリ!晴れ女の私が気合入れて、楽しみにしていただけに、絶対雨は降らないと思っていたけど、笑ってしまうほど素晴らしい天気(笑)


エコーポイントにて


ここには昔、石炭を積み出していたトロッコ列車が、観光名所として残っているのだけど、ここ数年で新しくケーブルができ、年末には新しいトロッコ列車の駅ができ、このトロッコに乗るのは今年が最後のチャンスらしい。世界で一番急斜面の52度を走るトロッコ。初めて乗った17年前はかなりのスピードが出て、迫力満点だったのが、今は安全面で厳しくなったのか、スピードもゆっくりに。息子がかな~り嫌がるのを想定していたのだけど、思ったより抵抗せず、乗っている間もポテチ片手に結構余裕?


今年で最後のトロッコ列車


下に下りたら、少しだけブッシュウォーキング気分を味わい、Vally Returnのチケットを買ったので、昇りはケーブルカーで。昇側の右端に立つと綺麗に滝や、Three Sistersが見えて、お勧め。お腹も空いたところでZig Zag Railの所まで移動し、ピクニックランチ。メインはアキさんお手製のシチュー!の筈が、まさかまさかの忘れ物!(爆)勿論、サンドイッチやサラダ、そして我が家のお稲荷さん、スパムおにぎり、ミートパイ等山ほど、食べるものはあったので全く問題はなかったのだけどね。実は、ここでたぬみん親子に大きなアクシデントが2つ。テンション高く、ビールで乾杯した後、木屑で覆われていた木の根でツルっと滑ってしまい、左足首を思いっきり捻ったうえ、尾てい骨を激打。今までに体験した事のない、息のできない痛みだったので、てっきり尾てい骨にヒビが入ったんじゃないかと立ち上がるのが怖かったものの、なんとか大丈夫そう。でも、後々のんちゃん旦那サマに聞いたところ、彼が尾てい骨骨折した時は5日経ってから座れない程の痛みがきた、とか。そして2つ目は、私の大ドジでふと目を離したすきに、息子がいなくなってしまい、私以外の全員で大捜索すると、直ぐ近くに食後見に行く野生カンガルースポットがあるのだけど、一足先にそっちに行っていたらしい。もう戻ってくるまで、本当に生きた心地がしなかった・・・


野生のカンガルー


ここは私有地なのだけど、ちょうどオーナーの老夫婦が私たちに気付いて「中に見に来る?」と誘ってくれたので、少し餌付けされていて、逃げにくいカンガルーたちを間近で見せてもらえることに。もう20年も何世代にも渡って、このカンガルーファミリーに餌をあげているらしい。飼っているわけではないので、旅行に行っても平気だし、でも毎日来るし、いいわよ~♪と老婦人が言っていた。ちなみにこうやって群れで生活するのはメスだけらしく、この中にもオスはいない。なのでこの写真にうつっているだけで、4匹くらいのママカンガルーがお腹に赤ちゃんを入れていた。今年は雨が多く、水がたくさんあるので、ベビーもたくさんいるらしい。

カンガルーを見た後は、いよいよ土ボタルを観る為、ガタガタの未舗装の道を走る事、約1時間半。今日は平日なので、車が少ないお陰で、域道には野生のEchidna(ハリネズミ)に遭遇。まだ子どもなのか、少し小さめで超可愛い!でもなでるとしっかり硬かったけどね。


のんちゃん旦那サマ、初オーストラリアで野生ハリネズミに遭遇!


1時間半ほど車で行ったところに駐車場があり、いよいよそこからは約40分のブッシュウォーキング。大手のツアーだと、道があまりよくないし、真っ暗な洞窟を歩いたりする為、5歳以下は参加できない。でも、プライベートチャーターだから、うちのダウン症の5歳の息子でも参加OK! 行きはアキさんとラブラブで息子が走るかのように歩いてたので、30分も掛からないうちに洞窟に到着。土ボタルはオーストラリアとニュージーランドでしか見られない世界8大不思議とも言われているらしいのだけど、その中でもシドニーは洞窟が浅く、アクセスが比較的良いらしい。ゴールドコーストのツアーは夜出発で帰ってくるのは深夜なので、子連れにはまず参加が難しいしね。


洞窟を抜けたところ


この土ボタル、フラッシュをたくと死んでしまうらしく、洞窟内ではフラッシュ撮影は禁止。懐中電灯の明かりを頼りに、洞窟の中を進むのだけど、消すと本当に何も見えない真っ暗闇。一瞬にして浮き上がる土ボタルのヒカリがまるでプラネタリウムみたい。よ~く見ていると微妙に光が動いている。あまり乾燥している壁にはいないらしく、水が流れているところに近い壁にはかなり低いところまでいて、段々目が慣れてくると、スペースマウンテンの中みた~い


土ボタル


フラッシュをたかずに、ぎりぎりまで近寄って、撮った写真。でも、あの感動は絶対、こんな写真では伝わらないので、是非機会があれば、自分の足で行ってみてくださいね!ブッシュウォーキングを堪能し、何とか完全に日が沈む前に、車を停めたところの近くまで戻ってきた。車に戻ると、あっという間に完全に暗くなり、スイカで遅いアフタヌーンティー。夜7時ごろ、再びガタガタ道を戻り、帰路へ。するとカンガルーに、ワラビーに、出てくる出てくる。長い事シドニー住んでるけど、こんなに野生動物に遭遇したのは初めて!挙句の果てには、まだ轢かれたばかりと思われるママカンガルーをアキさんが発見。車を停めて確認すると、ママカンガルーはまだ暖かかったものの、もうダメで、でもお腹の中の赤ちゃんは無事!車からタオルを持って行き、赤ちゃんカンガルーを保護。残念だったママカンガルーはこれ以上損傷しないように、道端へ移動させ、Vetか野生動物の保護先を探しに。


保護した赤ちゃんカンガルー


iPhoneのネットで検索してもイマイチ見つけられなかった保護センターの情報。とりあえずアキさんが見つけた獣医さんに行ってみたものの、案の定閉院後。After hourの緊急連絡先に電話をして、教えてもらった保護センターの情報を頼りに、ドライブする事約1時間半。


保護センターに到着!


職員の方曰く、このカンガルーは生後7ヶ月位だろうとの事。見つけた辺りを管轄しているレンジャーさんに連絡して、しばらく育てた後、その付近で野生に戻すそうだ。良かった~!この時既に、夜10時半過ぎ。やっとシティにたどり着いて、のんちゃん達をホテルに送り届けると11時!アキさんは遅くなったのに、私達を家まで送り届けてくださって、ちょうど日時が変わるほんの少し前に、我が家に到着~♪お疲れ様でした~~~!!アクシデント満載、でも本当に貴重な体験のできたフルデーツアーでした!

Travel Centre International
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