雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

第43回全国学生岩岳スキー大会アルペン競技。

2016-03-14 20:11:12 | 日記
 すごーく、緊張しました。この日を迎えるに当たりまして。

 今年はどうしても一つ勝ちたいという気持ちが親の私のプレッシャーになってました。

 これまで、2人の子供とスキー競技を続けてきて、息子はこれまで全中、インターハイと経験してきましたが、娘は中学でジュニオリは出場出来たものの全中もインターハイも出場枠の壁に阻まれ苦杯を舐めてきました。

 高校は地元の進学校で学校がスキーを続けることに積極的ではなかったので、受験もあり2年でスキーをいったん辞めました。

 ですが、地元出身のBMZの岡澤勝コーチが大学でもスキーを続けられるようにしてくれたのです。インカレに出られなくても岩岳という大会もあるよと教えてくれたのです。同じ新潟県出身の選手たちがインカレや国体で活躍している姿を見て、親として娘にも何とかスキーでいい思いをしてもらいたいと思ってきたのです。

 岩岳の1年時の成績が認められサロモンからのサポートが受けられるようになり年にわずかな期間ですが、菅平の上林コーチにも手ほどきを受けることが出来ました。

 そういった環境下で、どうしても結果を出したかったのです。

 で、

 優勝しました!
 本当にほっとしたし、嬉しかったです。娘とスキーを続けてきて本当に良かったと思います。何より、娘の笑顔が見られて本当に良かったです。サポートしてくださった多くの方々に感謝します。ありがとうございました。

 

 

 

 でも、大会は始まったばかりです。あとの種目も優勝目指して頑張ります!

だんごまき。

2016-03-13 17:08:24 | 日記
 今日は、根知谷の奥、国の重要無形文化財のおててこ舞で有名な山寺地区にあるお寺「金蔵院」で、「だんごまき」がありました。

 これは、仏様の教えを始めて世の人々にお示しになったお釈迦様との永遠のお別れを悲しみお釈迦様のご遺徳を偲ぶ行事だそうです。

 昔は根知谷でも何か所かで行っていたのですが、最近はこの「金蔵院」だけになってしまったようです。

 

 

 最初に住職から今日のだんごまきについてのお話と読経があり、続いて民話や紙芝居で有名な中村栄美子さんによる「紙芝居」がありました。

 子供達も真剣に聞いています。

 

 

 最後に、おだんごがまかれます。

 

 

 このおだんごは山寺地区の皆さん10人がかりで作られたそうです。米粉を丸めて蒸したものです。

 お寺からの帰り道、なんだか春の匂いがしました。

 

 これが本日拾ってきたおだんごです。お釈迦様がお亡くなりになったときに後光が差したということで五色のおだんごなんだそうです。

 

 

 

 

 

都市と農村の抱える矛盾。

2016-03-12 07:56:35 | 日記
 巷で話題になっている「保育園落ちた日本死ね」問題。

 国の政策の矛盾に対する怒りの矛先としてネットで訴えるというこの行動が共感する多くの人たちの支持を得て政府を動かすこととなりそうな勢いです。

 そもそも、保育園問題は私が子供を保育園に預けていたときからいろいろな矛盾と疑問はありました。ですが、田舎で親と同居という環境のおかげで乗り切ることが出来ました。

 田舎は働くところも少なく人口も少なく、地元住民が反対する中、学校や保育園は過疎化に伴って統廃合がすすんでいます。一方、都会は人口が集中する中、保育施設が足りません。子供を預けるところがなければ働くところがあっても働けないというのが現実です。

 安倍首相は、3世代同居を勧めていますが、そもそも60歳過ぎても現役の祖父母世代にしても仕事をやめて子育てに専念してくれるかどうかわかりませんし、3世代同居には多大なストレスが掛かります。現実的ではないのです。

 日本は今、都会と地方のこの全く違った環境にどう対処していくかということが大きな問題となっているのです。

 東京一極集中と過疎。

 昨日のタヌキの件でもそうですが、自然環境では一定の密度を越えた動植物はどうなるか。

 減るんですよね。増えられない。今、まさに東京がそうなんです。

 これは、働く場所と働き方がキーワードです。

 日本の経済の在り方が問われる問題だと思います。経済界の倫理と良心の問題だと考えます。

 このままでは東京でも人材確保は難しくなっていくでしょう。もはや、地方から東京を目指す若者そのものがいなくなってしまうおそれがあるからです。いままでは田舎が人材の供給源だったのですが、その田舎にもはや人間がいなくなっているのです。このいびつな構造を見直す政策が必要なのです。

 



 

自然界では何が。

2016-03-11 07:25:01 | 日記
 ここ数日、私の職場に狸がやってくるようになりました。

 昨年辺りから、近所の猟をする方が、狸が増えてきていて、それと同時に皮膚病も蔓延してきている、そういう狸には絶対に触ってはだめだ、人にもうつるから。と言われていたのです。実家にも外猫のエサを狙って昼間から弱った狸が姿を見せるようになりました。

 今回、その皮膚病の狸を間近にみることが出来ました。

 衰弱しているようで人が近付いてもすぐには逃げません。う~と唸りはしましたが。

 これがその狸。

 

 

 

 こんな姿で、冬を乗り切ったんでしょうか。

 これも自然の営みの一部なのか、それとも、この病気がペットなどから持ち込まれたものなのか、

 因みにこの皮膚病は疥癬という目にみえないほど小さなダニが原因で起こるもののようです。

 放って置いていいものか、犬や人にもうつるということなので少し心配です。ただ、治療出来ない病気ではないようですが、野生動物は治療出来ないし、衰弱して2次感染などで死んでしまうらしいです。

 しかも、田舎だけでなく、全国的なものらしく都市部に住む狸にも蔓延しているらしいです。

 

ふるさと。

2016-03-10 07:03:53 | 日記
 あれから5年、テレビでは原発事故で故郷に帰れない福島の人たちの複雑な思いを伝えています。

 もし、この地域であんなことになったら、ここを捨てて行かなければならなくなったとしたら…。と思うととても胸が苦しくなります。

 政府や電力会社は補償さえすればいいと考えているようです。

 考えてみれば、大きな会社の幹部や政府関係者には、「ふるさと」というものの意味がわからないかもしれません。なんで、そんなにその土地にこだわるのか、ただの駄々っ子のように見えているのかもしれません。

 多くの都会に住む人たちには、その土地にしがみつく人たちの気持ちが理解できないのかもしれません。

 でも、本当にそれでいいのでしょうか。時々、移住者に人に言われることがあります。
 
 それは、田舎はみな血縁で固まっていておかしい、皆、親戚感覚で他人を受け入れない、

 そういわれて地元に住む私は傷付くことがあります。

 でもよくよく考えてみれば家族が、集落が、いろんな絆で強く結ばれているのは悪いことなのでしょうか。自分たちの先祖代々の土地に生きることは古臭くて陰気で駄目なことなのでしょうか。

 同じ姓の家が身を寄せ合って、その中で長年暮らし支え合い必要なルールを自分たちで作り上げ伝統文化を育てあげ継承していくことが悪いのでしょうか。そういうしがらみが一切無い都会暮らしがお洒落で素敵で幸せなんでしょうか。

 みんな、ふるさとはもう要らないのでしょうか。

 ふるさとは、ここを出ていった人の帰ってくる場所なんです。

 日本の、世界のどこで活躍してもいい、応援します。それは、この同じふるさとだからという絆があるからではないでしょうか。

 人が最後に帰る場所はふるさとだと思います。

 いつか、ふるさとが懐かしくなってもそこが無いということがどういうことなのか、 
 地方を元気にする活動をする上で、「ふるさと」が持つ意味は大きくなっていくのではないでしょうか。



ここには、まだ暮らしがあります。

こんな素晴らしい私の原風景があります。雪は降りますが、暖かいです。この暖かさが心地いいのがふるさとではないでしょうか。