こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【246の意味】

2019-03-09 18:18:18 | COOLJAPAN
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分神明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

3、4月無料体験
3月19日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名
4月9日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席5名
4月23日(火)
16:00~1年生、2年生 残席6名
17:00~2年生、3年生 残席6名
18:00~3年生以上 残席6名

学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂今日のお話は
【246の意味】

皆さんは国道246の「246」の数字は何故ついたのか知っていますか?

講演会と聞いて、お硬い話をされるのか?興味がありましたが、それなりの緊張もしていました。

木曜日の夜。大山みちの会代表の竹澤さんから教えていただいたイベントに参加しました。
第29回大山街道アクションフォーラム
大山街道みちまちプロジェクト第3弾
大山街道で語Night~おおやまみち講演会
【まちの積み重ねから考えるみちまちづくり~“大山街道”のルーツとは~】
講演をされたのは、大山阿夫利神社権禰宜、目黒久仁彦さんです。大山の神社の方です。


▲素敵なファイルをいただきました


雨の中、本来10分もあれば到着する場所の、大山街道記念館。やっと到着でき、ホットしました。会場の2階に行くと、10人前後の方が着席されていました。

お話をされる目黒さんがいらっしゃいました。着物をきていらして、神社の方だなという雰囲気です。しかし、お話が始まるととてもやわらかい。わかりやすい。面白い。この方のお話は、小さいお子さんも楽しく聞くことができます。

まずは、目黒さんがもっているドローンで撮影された写真から始まりました。会場内撮影禁止と言われたので画像がありませんが。それが素晴らしい。


▲写真のイメージ


山の傾斜に、雲なのか霧なのか白く煙っています。その中央に、神社からまっすぐに家や食事処や宿の家がうつっている写真です。私のメモではわかりませんね。

大山の歴史は古く、縄文時代の遺跡が発掘されているので、祭りごとに使われていたようです。自然崇拝の対象だったのではないでしょうか。大山の阿夫利神社は、「雨乞い」をする神社です。

江戸時代に浮世絵をみると、各地から富士山と大山の絵画が数多く残っています。講演会をききながらスケッチしたものです。白い山が富士山で、黒い山が大山です。


▲横浜からみた
富士山と大山
浮世絵



▲川崎からみた
富士山と大山
浮世絵



▲新宿方面からみた
富士山と大山



▲真鶴からみた
富士山と大山


昔の人々が遠くをながめると、そこに富士山が見えます。そして必ず、大山がみえるのです。

延喜式という日本の古い文献に、大山の記載があります。文献からみると、平安時代から大山阿夫利神社があったことがわかるそうです。「延喜式」大学入試勉強以来、耳にしました。

鎌倉時代には、源頼朝が必勝祈願で刀をおさめたことから、その後刀をおさめる習慣がありました。江戸時代には、木製の巨大刀をおさめるようになりました。これを「納め太刀(おさめだち)」といいます。のちに、人の納めた太刀をもちかえる「むかい太刀」をする風習もあったそうです。人が納めた大きな太刀持って行くって、すごい風習です。


▲現在おさめられている木製刀
本物を再現したもの


江戸時代、大山参拝は流行となります。箱根の関所より江戸側にある(伊勢神宮参りより近い)こと流行理由の一つでした。江の島(弁財天・女性)→大山(女性の神様)→藤沢で遊ぶというお参りルートが大流行でした。最後の藤沢で遊ぶのが楽しみだったと言われているそうです。大山参拝するには、1人では大変なのでグループができるようになりました。それが「大山講」というもので、現在でも「講」でお参りするかたがおおいそうです。二子新地や新作などに「講」があります。
「富士講(富士山参り)・伊勢講(伊勢参り)・大山講などがありますが、お酒を飲むと「無礼講」。やってはいけない「ねずみ講」」
目黒さんお上手です。

この参拝で、先ほどの写真の木製刀をおさめたのですが、大きく重いものを江戸から大山街道を持っていくのです。それが粋だったとか。「粋」を通すのも大変です。刀とともに流行したのが、「ぬのまねき」というものです。布に屋号などを書き、竹の棒にさげたもの。これは、現在復興させようとしているそうです。なかなかお洒落でした。

そして、二子新地はこの大山街道にあり、「二子の渡し」があった場所です。ここで宿泊をする大山参拝客が多かったのです。昔は、お茶屋や宿が沢山あったそうです。

さて、最初に書いた、246の意味。諸説あるそうですが、この国道ができる当時、大山の標高は1246mだったそうです。だから、大山街道とほぼ一致するこの街道を「246」としたそうです。しかし、この話にはオチがあります。後日計測したら、1252mだったそうです。

これから紙芝居を作るのですが、まずは、大山街道で二子新地近辺から作成しようと思います。そして、大山街道スタートの赤坂~大山まで、そして大山シリーズで作っていけたらいいです。

5月25日に、また目黒さんが大山街道記念館で講演会をされるそうです。楽しみです。


3月の紙芝居
3月13日(水)
3月27日(水)
15時~18時30分くらいまで
二子新地
駄菓子木村屋さん
中庭マルシェ
https://takatsu-kawasaki.mypl.net/shop/F00001000005/
★紙芝居(無料です!)
毎月第二第四水曜日

インスタグラムmasasayama
こくごレストラン
イチョウの木
https://www.instagram.com/masasayama/?hl=ja
フェイスブック
https://www.facebook.com/kokugoresutoran/
国語作文教室in川崎
こくごレストランHP
https://www.kokugoresutoran.com





最新の画像もっと見る

コメントを投稿