こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【人生劇場】

2018-12-07 19:09:38 | 紙芝居
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

12月無料体験
12月4日(火)
16:00~1年生、2年生残席6名
17:00~2年生、3年生残席5名
12月16日(火)
16:00~1年生、2年生残席6名
17:00~2年生、3年生残席6名
18:00~3年生以上残席6名
学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂、今日のお話は
【人生劇場】

ふらっとわーくショップ「とらさんと はじめてのかみしばい」
という講義を聞きにいきました。

東京、下町、三河島。


▲三河島駅から
秋の公園
紅葉


ここは、私の所属している東京下町紙芝居の会の定例会をする、生涯学習センターです。もともと、小学校だったこの施設に通うたび、息子たちの保護者として学校に行っていたことを思い出します。

13時から開始でしたが、開始前に入った喫茶店のマスターが面白すぎて、遅刻寸前で走って入場。すると
「走ってこられましたよね。大丈夫だよと、ここから相図していました。」
と、主催者の三橋とらさんに言われ、恥ずかしくなりました。

今回は、とらさんの密着取材をしている地元のケーブルテレビの取材も入っており、緊張はさらに高まります。そんな中、講義はスタートしました。

今回は講座の二回目。私は二回目のみの参加です。ネームプレートにあだ名(ペンネーム)を書いて、自己紹介が始まりました。私はいつも通り
「こくごレストラン」
東京下町紙芝居の会で御一緒のメンバーが2名おり、ほっとしました。会の中では、「こくごさん」と呼ばれおりとても気にいっているので、今回も使いました。

自己紹介が終わると、持参した紙芝居を報告して、とらさんがホワイトボードに書いてくださいました。そして、配布された用紙に、持参した紙芝居についてのことを書いていきます。どんな特徴があるか?誰に観てほしいか?など。


▲持参した紙芝居について



そして、随所に紙芝居の情報が入ってきます。紙芝居の枠は、舞台という。そして舞台から紙芝居をぬいて、空洞にすると観ている人の世界観が台無しになってしまうので、舞台を閉じるか、または綺麗な用紙を作ってそれを使用するかしたほうがよいなど。

そして、いよいよ発表がはじまります。
「どなたから、演じますか?」
そうです。紙芝居は「読む」のではなく、「演じる」のです。素敵な日本語だとおもいました。

ここで、どうしようか迷っていると、すっと手をあげた方がいて、スタートしました。
「てんぐのはなくらべ」脚本・堀尾青史・絵・岡野和・童心社

この方がすごい。初めてと言っておられましたが、登場人物の声色をキャラクターで演じわけ、大きな通る声。そしてこのストーリーのおもしろいこと。青と赤の天狗がいます。一緒に遊ぼうと思っていると、断られた赤の天狗が鼻をさわっていると、どんどん天狗の鼻がのびて・・・という内容。演じ終わってから、
「この二人のキャラクターを考えたとき、「赤天狗」は私、「青天狗」は父だと思いました。それを想定して演じました。」

トップバッターがすごすぎて、全員ひるんでいるので、次演じる方がでてきません。そこで、私は根性を見せました。
「では、やります。」
「こくごさん、どうぞ。」

よせばよかった。この紙芝居は関西弁。大好きすぎて購入した唯一の紙芝居。でも大好きで、何度も練習し、何度も披露してきた。しかし、足はガタガタ、手は震える。でもここは、やるしかない。去年通っていたアナウンサー教室では、ナイスミドル一人で根性をみせてきた。それを思い出して。


▲「さぎとり」
作・桂文我
絵・国松エリカ
童心社


演じ始めると、緊張はすこしほぐれてきました。それでも、いつものようにいきませんでした。
発表が終わると、
「ありがとうございます。笑いました。」
優しい観客は、みんな「オチ」(落語ではサゲといいます)の部分で笑ってくださいました。

そしてアドバスです。空を飛んでいる時に、少し紙芝居をゆする。それを、クライマックスで主人公がふとんで跳ね返されるときは、前にのめって登場人物を際立たせる。また活弁士のような口上にするといいかも。これは、プロの目から見た指導。なるほどと思えるものでした。そして、この指導の仕方が素晴らしい。相手を否定せず、認めたうえで、「こうすると、さらにいい」という伝え方なのです。とらさん、先生にむいています。紙芝居師の方で、先生にスカウトしたと思った方は三人目です。一人は、大阪のがんちゃん。そして仙台のチボリ兄弟舎の方。そしてとらさん。紙芝居をされる方は、人に寄り添う事、人を思いやることができる方が多い。


▲先生にスカウトしたい人
大坂ガンちゃん



▲先生にスカウトしたい人
仙台チボリ兄弟舎



ほっとすると、みなさんの紙芝居をゆっくり楽しむことができました。

「はじめてのしたきりすずめ」絵・尾田瑞季・教育画劇
これは、とても絵が可愛く、読んでいる方のお人柄も素敵でした。
「うどんくんとおそばちゃん」絵と脚本・とよたかずひこ
この作品は、とてもかわいい。児童館で小さいお友達に披露されている方で、連絡がとれたら、1歳むけの紙芝居の御相談をしたいと思いました。
「めがねやどろぼう」作・桂文我・絵・東菜奈・童心社
これは、以前図書館で借りたことがあります。読むのにとても難しい紙芝居でした。これも児童館勤務の方が可愛らしく読んでおられました。面白い内容です。
「とべとベブーン」教育画劇
これは、全部写真の紙芝居です。昆虫が飛んでいる姿が新鮮。春先に読んでみようと思います。
「ぼうさまのくれたにわとり」脚本・津田真一・絵・伊野孝行・童心社
選んだ男性は、2017年と新しかったそうです。これがまた面白い。薪を売りにいったお爺さんが、お金のないお坊さんに薪を使います。お金がないから、御礼に木でニワトリを彫ってお爺さんに渡すお坊さん。すると・・という内容です。途中までの展開と、後半のドラマッチクになる部分を演じ分け、とても面白かった。これは、私も演じます。
「かわださん」著・谷川俊太郎・イラスト・やべみつのり・雲母書房
これは、以前から気になっていた作品です。ご年配者向け紙芝居を作っている雲母書房の作品です。これを読んだ方は、落語をやっているかたで、またうまい。そして滑舌が絶妙。積み上げ紙芝居と言って、どんどん言葉を重ねていくものです。これ、自分のオリジナルで作ろうと思いました。

最後に、とらさんの十八番
「からかさじぞう」作・松谷みよ子・絵・まつやまふみお
圧巻です。感動しすぎて、涙が出ました。恥ずかしいので隠しました。雪のふる音「のんのん」この表現が素敵でした。そして鈴を効果的に使っており、さらに胸を打ちました。師匠はすごい。

時間が終了してからも、延長で
「りゅうぐうのくろねこ」作と絵・イ、スジン・童心社
これは韓国のお話です。一度演じられてから、3人で読み合わせをしました。薪を売っている心優しい女性。薪はうれず海に置いていきました。数日たって、竜宮の使いの魚がきて海へ。帰るときに、クロネコをもらいます。というストーリー。ここには意地悪な姉がでてきます。この姉をもっと意地悪に演じる指導になりました。ここでも、「かわださん」を演じた男性がりゅうぐうの大王をとても上手に演じて感動しました。

今日は長いブログになってしまいました。内容の濃い講座でした。これが無料とはびっくりです。

とらさんは、定期的に紙芝居講習会をしています。月に一回のペースです。参加費は1回2500円。興味のある方は是非ご参加ください。私は仕事の都合があわずなかなか参加できないです。残念。
三橋とらさんの情報はこちら
http://kamishibai-tora.com/

昨日は一日沢山の紙芝居をみることができて幸せでした。とらさんは常々いっています
「紙芝居は、演じる人の人生がでてきます。」
まさに、人生劇場でした。



二子新地
駄菓子木村屋さんイベント
★紙芝居(無料です!)
第二第四水曜日15時~18時30分くらいまで
★クリスマス会(紙芝居やります!)
12月21日(金)15時~17時
飲食は11時から販売予定

インスタグラムmasasayama
こくごレストラン
ベトナムの方に紙芝居
https://www.instagram.com/masasayama/?hl=ja
フェイスブック
https://www.facebook.com/kokugoresutoran/
国語作文教室in川崎
こくごレストランHP
https://www.kokugoresutoran.com
インタビュー
AIとの共存
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36




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