こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

「言葉選び」

2020-09-20 18:39:00 | 共感
こくご食堂本日のお話は
「言葉選び」

なにかを表現するとき、その人の語彙力が関わりがあります。

🔺リモート授業
国語読解個別クラスの様子

国語読解個別クラスは、三回目の授業になりました。

今回は物語。
ある動物の親子のお話です。

設問に、少し難しい問題がありました。

その動物のお母さん。
すでに、亡くなっています。

それを本文では、

この世にいなくなっている。

と書いてあります。

設問では
お母さんはどうしているのですか?

大抵の設問では、
文章中の言葉で書きぬきなさいです。

しかし、ここではその指示がありません。

そうなると、自分の言葉で書くことになり、採点も難しくなります。採点する側も、本文と合致した解答であるか考える必要があるからです。

メンバー(生徒)の解答予想。

死んでしまった。

でした。

さて、答えは?

天国にいる。

でした。

この世にいない。
という表現を
天国にいる。
に変えています。

好きです。この考え方。

小学5年生男子の言葉の選択は、素敵でした。

ここで、私も付け加えました。

「死んでしまったことを、
この世にいない、
天国にいる
亡くなった
天に召された
たくさん表現があります。一つのことを、いろんな言い方ができますね。
天国にいる、
とてもいい表現ですね!」

こうして、メンバー(生徒)は、授業予習時の想像をはるかに越える反応をします。

とても、とても嬉しい誤算です。

そして、もう一つ。

理系の方が国語を嫌いになる理由にあがっているもの。

選択肢の中に、解答がない、または、選択肢にもうひとつ答えがある。

今回は後者。

四択の場合、二つは明らかに違います。残り二つが迷うことになるもの。

今回の選択肢。
残り二つ。
どちらも内容にあっています。

ここで私は、より解答らしきものを選びました。

メンバー(生徒)の解答。
私と同じ答え。
そして、ひとこと。

「こっち(解答でないほう)もいいけど、こっち(解答)のほうが、はっきり書いてある。」

わかっているではないか!!

「私も、全く同じ考え!」

共感しあいました!

授業に入るまえ、テキストの問題は、必ず解答します。(当たり前のことであります。)

そうするとで、解答を導くプロセスを共感できるからです。新しい問題、読んだことのない文章は、ワクワクします。
読んだことある文章でも、
「こんな問題つくるのか?」
と、マニアックな楽しみ方をしています。

このメンバー(生徒)は、まだ説明文に取り組んでいません。
今後、詩や俳句もあります。

それぞれの単元でどんなリアクションをみせてくれるのだろう!

予想を越える発想が飛び出すのを、楽しみにしています!

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第二十六弾
おふろ紙芝居 その1
「せんとう」
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武蔵新城千年温泉で披露した紙芝居!
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