こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【子供だけで】

2018-04-21 21:03:39 | 子供の成長
はじめまして。2018年4月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[子供だけで]

相談しています。ジュースの自動販売機の前でした。

今日は京浜急行の川崎駅。川崎大師に向かう電車、大師線のホーム。ジュースの自動販売機の前に5,6人の小学生男女混合グループがいました。
「ここでジュース買うと、帰りのバス代がなくなっちゃう。」
小柄な女子が言います。
「大丈夫じゃない。」
無責任な男子が言います。どうも、自動販売機のジュ―スを購入するか否かの相談のようです。グループでこれからどこかに出かけるのでしょう。普段はご家庭の方と一緒なので、金銭の心配はありません。しかし、友達同士でのお出かけでは、会計管理は自分自身です。

この光景を見て、次男が小学生の時のことを思い出しました。次男が所属していた少年野球チームの面々で、子供だけでよみうりランドに行く計画を立てていました。それぞれの保護者も、いつもの仲間で行くツアーなので、反対もなく朝、元気に出発しました。保護者が安心していたのは、この少年野球チームにはしっかりした女子がいたので、みな安心していました。

帰る時間になり、それでも少し心配しながらチームメイトのお母さんと一緒に待っていました。すると、第一便で具合の悪くなった男子をしっかりものの女子が自転車の後ろに乗せて帰宅してきました。午後から具合が悪くなったということで、まず、その男子を送ってきたということでした。さすがです。そして徒歩チームには、泣いた後の6年生がいました。この男子、遊園地で豪遊して帰りの電車代がなかったそうです。IC乗車券をもっていた友達が、電車代を貸してあげたそうです。5年生、6年生の男女混合の7,8人でのツアーでした。

帰宅してから、次男がとても楽しそうに一日の珍道中の話しをしてくれました。豪遊した男子には、しっかりものの女子が
「お金使いすぎちゃだめだよ。」
と言っていたこと。途中で具合の悪くなった男子をみんなで心配したこと。そして後日、他のお母さん達と、当日の話しをつなぎあわせると、かなりの冒険であったことが想像できました。

可愛い子には旅をさせよ、とよく言います。子供だけで困難を乗り越えることで、大きな成長が見えました。その後、団結が強まり、野球のプレーにも反映されていました。子供の力を信じること。そこから、子供は想像以上の力を発揮します。

今日見た小学生のグループも、きっと何かをつかんでいることでしょう。



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