床に横になったまま上にピンポン球を放り投げる、そんな感覚で、思考がいくつもの白球になって頭をいったん離れ、弧を描いて落ちてくる。頭の横でキャッチされた球は、再び脳に吸いこまれる。
球を吸収するたび、冷んやりした風がふいてきて明晰さを呼び起こす。そうしたことをそのまま記録したかった。
浅い眠りから目覚めて、何かを書き留めておこうかと思ったけれど、どうせ単なる思い付きだろうとそのまままた眠った。
球を吸収するたび、冷んやりした風がふいてきて明晰さを呼び起こす。そうしたことをそのまま記録したかった。
浅い眠りから目覚めて、何かを書き留めておこうかと思ったけれど、どうせ単なる思い付きだろうとそのまままた眠った。