及川茂訳の『夜のガスパール』をながめながら、冷凍食品のお好み焼きをゆっくり食べていた。
絞首台の詩を読んでいると、箸で突き崩したお好み焼きから、丸まった蛸の足先がころがり出た。
蛸の死骸、と一瞬思ったが、その考えが支配的にならないうちに、口に放り込んで嚥下した。
いまでも軽い吐き気がする。
絞首台の詩を読んでいると、箸で突き崩したお好み焼きから、丸まった蛸の足先がころがり出た。
蛸の死骸、と一瞬思ったが、その考えが支配的にならないうちに、口に放り込んで嚥下した。
いまでも軽い吐き気がする。