昨日の晩、眠る前に一階にいったらキンタが待っていた。
ギーコと食べ物をあげて、わたしはすぐ自室に帰って寝た。
朝七時ごろ目覚めて、一階に降りたらキンタがまた居た。
再びギーコと食べ物をあげたら、すごい勢いで飲み食いして去っていった。
一晩下で待っていたのか?
ギルバート・マリーの『古典劇の伝統』を読んだ。
幾つか気になるところがあった。一つここに書き留めておく。
しかし悲劇で想定される神々の嫉妬というものは、我々自身の嫉妬の投影ではなく、それとはまったく違ったものの投影であるとわたしは考える。…人間が己の囲に荒漠としてひろがる無縁の世界の中で、いかに自分が頼りないものであり、…当てにならぬものであるかを悟るとき、世界の仮借なく威圧的な、しかし生命のない力が、…生命のない物質の無関心なのであるが、われわれの想像力には何か人格的な悪意として映るのである。
ギリシア悲劇全集の方は肝心の本編に入るまで、まだ前説が80ページくらい続く。
一応全部目を通してから本編に入りたい。
ロシア語のテクストも一二課進めておこう。