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名も無きねこに

菅野昭正の説明

2008-02-23 02:51:12 | わたし
 虚無を抱え偶然に翻弄される個人としては死んで、
 宇宙を対等に認識できる非個人的な状態に達すること。
 簡単にいえば、それがマラルメの発見した詩を書く根拠である。

 地上世界を解明する詩、宇宙の根源的な諸関係
 (たとえば夜と昼、季節の循環)に関わる詩、
 宇宙に向かって問いを発する人間の精神の運動そのものの表現である詩

 この詩的世界は実在として指示される対象ではなく、
 想像力によって組立てられるイデーで成り立つのであるから、
 その言語は「純粋観念」を表出する特性を帯びる

超越的?
純粋形式?
非個

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