自分にとってのブログ

 ブログを始めたきっかけは、梅田望夫氏の「ウェブ進化論」である。この本はとても面白くて、無限に広がるネット世界の可能性を前に、自分も何かできるのではないかという気分にすっかり乗せられてしまった。そうして、読み終えると、思い立ったが吉日と、腰の重い自分には珍しく、さっさとブログを開設したのである。
それからもうすぐ一年が経つ。いまやブログは、自分の生活の中で、かなり大きな比重を占めるものとなった。
 生来の飽き性である。だから、一年近く続いたことに、自分で驚いている。今までは、絵を描こうと思ったら、しばらくは根を詰めて描き続けるけれど、ひと月もせず飽きてしまう。文章も同じ。日記を毎日つけようと張り切るけれど、幾日も持たない。それが、ブログのおかげで、絵も文章も、毎日続いている。
 ブログという場で発表するということは、家の中でひとりで何かをして、自分の中で終わらせてしまうことと、張り合いが全然違う。見に来てくれる人の数は少しずつ増えるし、自分の書いたものにコメントをしてくれる人がいるというのはとても嬉しい。ちょっと完璧主義的なところがあるから、カレンダーに並んだ更新日の列に、穴が開くのも我慢ならない。
 こう書いたら、これから休みにくいけれど、あまり気負わずに続けたい。
(トラックバック練習板:テーマ「自分にとってのブログとは」)
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