望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・桜こもごも(その6)

2010-11-08 21:10:24 | 舞台・ウラ話
 
さて、昨日の続きです。


切った薄紙をバラすのに、
思いついたドライヤー。

「ブオ~~~~~

紙は中でバラバラに舞ったものの・・・、



くさい、くさい、くさい、

こげくさーーーいっ


もちろん、温風にはしませんでした。
パワーは弱いけど、最初から冷風にセットしました。


なのに・・・、

冷風でも、なぜか、こげ臭いんです。


こんなもので火事にでもなったら、
消防士さんにどう説明すりゃいいのよ。


「あの、桜がですね、うまくバラせなくて、
 あの、それで、ドライヤーで」


・・・って、

わかってもらえるワケがない!




で、次は、火事の心配がないものを、ということで、

周りを見回すと・・・、



ありました!



ちょうど片付けようと出していたんです。



扇風機!

それもかなり小さいサイズのがあったんですね。


よっしゃぁ、これだわ!


と、また、切った紙を袋に入れて、
扇風機にかぶせてスイッチオン!





・・・・・・知ってました?





扇風機って、


後ろからも風が出る、って 



袋に風を入れるつもりが、なぜか、
後ろからも花が散るんです。


まずいっ! と、あわてて、
袋を押さえている片方の手を離した途端、




袋の口が、
 
      ぱぁ~~っと開いて・・・、




~春は花。落花の舞~

              


おそるべし扇風機パワー 


家の隅々まで花が飛び散りました。



で、結局、


せっかく切った花まで、掃除機で吸い込むハメに 



そして、結論 


袋に入れる時に、ひとつずつ、手でバラしていく、
もっとも地道な作業が、結局一番早いのだっ!


はぁ~~~~。


本番中のクソ忙しいときに、こんなアホなことで、
どれだけ時間を無駄にしたか。


まぁ、扇風機で華々しく散らしたときには、もう、

ガッカリするより、1人で笑い転げちゃいましたけどね。



しかし、あの薄紙、
大人になってから触った人は、あまりいないと思いますが、

あ、いや、子供のころだって、お花を作るくらいで、
細かく切るってことは、そんなにありませんよね。


それで知らなかったのですが、
あの薄さだと、本当に、どこにでもくっつくんです。


(つづく)


(上の内容とは無関係の)思い出の1枚



珍しく、楽屋にみんみん1人だけ。
 

この手前に、「ヴィヨンの妻」の、
あのオドロオドロしい赤ちゃんが置いてあります。

 

薄暗い中で見ると、一段と怖いんだなぁ、これが。
あるとわかっていても、よくドキッとしてました 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参加中。よかったらクリックを!

人気ブログランキングへ