立ち稽古を進めながら、
台本は、ぽつりぽつりと、
数ページずつ出来上がってきます。
我々はと言えば、
巣の中で餌を待っているヒナのごとく、
主宰のカバンから出てくる紙の束を凝視する毎日。
今日は何ページあるかな?
私の出るシーンがあるかな?
ワクワク、ドキドキ。
そして数ページの新しい台本を、
夢中になって読んでいきます。
関係ないけど、なんでボーダーだらけなんだ?
ソデで、出番を待っている3人。
ん?
右のみつる君が横を向いて、
ちょっと遠い目になっている。
ははーん、これはきっと・・・、
やっぱり・・・完全に後ろを向いたね。
これは何かというと、出番が近づいて、
自分のセリフを復唱しているんです。
立ち稽古も前半の時期、
台詞をやっと覚えて、
台本を離したばかりのときは、
本当に危なっかしくて、不安で不安で。
稽古だから、止まっても構わないんですが、
自分が台詞につまって場を止める、
というのは、やっぱりイヤですから、
出の寸前に、
「大丈夫かな」と復唱してみるんですね~。
ただ、これをあまり集中してやりすぎると、
出番がきても気づかず、
バカみたいな出とチリすることも
ソデで待っているおばちゃん達。
狭い稽古場だと、ソデが作れず、
これは給湯室に入っています(笑)
誰だ、穴倉のタヌキだなんて言ってるヤツは!
(つづく)
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