望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

記念撮影

2010-11-11 19:05:21 | 舞台・ウラ話
 
はい。

タイトル通りでございます。
(後列真中は小夏さん)



私の形、別に不自然な所など、ないように思いますが、

実は膝をびみょ~に曲げて、高さを調節しているんです。

いわば、ななめスクワットで停止状態。


もう~~~~、きついの何のって!!

本番中は、この形で止まって、
しばらくセリフのやり取りを聞かねばならず、

本当にアブラ汗、タラタラでした。




そして、全員集合!





多いわ・・・ 
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???

2010-11-10 11:40:11 | 暮らし・花・趣味
 
株式のサイトから、このブログに足あとがありました。

何故だ??

検索ワードは「蓄光テープ」


・・・いよいよわからん 
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ウラ話・桜こもごも(その7)

2010-11-09 23:22:08 | 舞台・ウラ話
 
あの桜・・・つまり薄紙。
商品名「お花紙」

これで「お」を取ると「鼻紙」になるので、
必ず「お花」というのが大事です。

ま、それはともかく・・・、


あれは本当に、
どこにでもくっついて入り込むんです。

かなり丁寧に払ったつもりでも、
私の行くところ、桜あり、で、

もう~~、劇場中に落っこちていました。


どう言い訳したところで、犯人は明らかですからね 

ほかのチームの皆さんまでが、
あちこちで桜を拾って下さってるのを見て、

本当に面目ない、肩身の狭い思いでした。


そして、


それだけくっつくということは、

舞台上でも・・・くっつくんですね。



散らしていると、
汗をかいた鼻の頭やおでこに舞い降りて、

ひらひら、ピタッ!


これが実にみっともない!
特に、鼻のアタマだけは、絶対に避けたいっ!

といっても逃げようがないので、
これはさりげなく手で取っておりました。



しかし、もっと避けたいのが、

中心でお芝居をしているカップル2人にくっつくこと。


シリアスな別れ話のときに、
頭の上に桜が満開!
では、コントになっちゃいますから 
 


そこで、どうしていたか、といいますと、

文士を膝枕している彼女が、
実は自分の袖で、彼の頭をガードして、
桜がつかないようにしていたんです。


でも途中からは別れ話になって、
立ち上がっちゃいますから、

そこからは、もう運次第(笑)



運の悪い回には、
彼のくしゃくしゃ頭に、可愛く桜がくっついたまま 

ニヒルに別れを告げて帰ったこともありました。


これは不可抗力!
私のせいじゃないぞ!
 


ほかにも、

「HUMAN LOST」に出演していた、金魚のオサム君、
・・・と、みんな呼んでたんです、あの金魚君 

「すみませーん。オサム君通りまーす」なんて。

オスかどうかも不明なんですけどね。
 

そのオサム君の金魚鉢の水がはねて、

台(平台といいます)に残り、

そこに桜がくっついて・・・、


でもそれを知らずに、
暗転で這いつくばって移動中に、手にベタッ!

気持ち悪いんだけど、どうしてもはがれず、
終演まで貼りついたままだったことも。



・・・と、まぁ、いろいろございました。

しかし、それにしても、桜だけで7回!
よく引っ張ったなぁ。

お付き合い下さった皆様、
本当にありがとうございました。


でも、まだ違うネタはあるんです。

ふふ。あとちょっと続けます。

よろしければ、もうしばらくお付き合いくださいまし
 

(上の内容とは無関係の)思い出の1枚



ただ今、本番中。

ここにいる顔ぶれを見ると、
たぶん「ヴィヨンの妻」の本番のようですね。

この時間、受付はまだまだ大忙し。

終わった役者たちは帰り支度を始めたり、

早々とダメ出しが始まっていたり、

これからの役者たちはストレッチをしていたり。

普通の1本の芝居では、
こんなにバラバラな行動はあり得ないんですけどね。
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ウラ話・桜こもごも(その6)

2010-11-08 21:10:24 | 舞台・ウラ話
 
さて、昨日の続きです。


切った薄紙をバラすのに、
思いついたドライヤー。

「ブオ~~~~~

紙は中でバラバラに舞ったものの・・・、



くさい、くさい、くさい、

こげくさーーーいっ


もちろん、温風にはしませんでした。
パワーは弱いけど、最初から冷風にセットしました。


なのに・・・、

冷風でも、なぜか、こげ臭いんです。


こんなもので火事にでもなったら、
消防士さんにどう説明すりゃいいのよ。


「あの、桜がですね、うまくバラせなくて、
 あの、それで、ドライヤーで」


・・・って、

わかってもらえるワケがない!




で、次は、火事の心配がないものを、ということで、

周りを見回すと・・・、



ありました!



ちょうど片付けようと出していたんです。



扇風機!

それもかなり小さいサイズのがあったんですね。


よっしゃぁ、これだわ!


と、また、切った紙を袋に入れて、
扇風機にかぶせてスイッチオン!





・・・・・・知ってました?





扇風機って、


後ろからも風が出る、って 



袋に風を入れるつもりが、なぜか、
後ろからも花が散るんです。


まずいっ! と、あわてて、
袋を押さえている片方の手を離した途端、




袋の口が、
 
      ぱぁ~~っと開いて・・・、




~春は花。落花の舞~

              


おそるべし扇風機パワー 


家の隅々まで花が飛び散りました。



で、結局、


せっかく切った花まで、掃除機で吸い込むハメに 



そして、結論 


袋に入れる時に、ひとつずつ、手でバラしていく、
もっとも地道な作業が、結局一番早いのだっ!


はぁ~~~~。


本番中のクソ忙しいときに、こんなアホなことで、
どれだけ時間を無駄にしたか。


まぁ、扇風機で華々しく散らしたときには、もう、

ガッカリするより、1人で笑い転げちゃいましたけどね。



しかし、あの薄紙、
大人になってから触った人は、あまりいないと思いますが、

あ、いや、子供のころだって、お花を作るくらいで、
細かく切るってことは、そんなにありませんよね。


それで知らなかったのですが、
あの薄さだと、本当に、どこにでもくっつくんです。


(つづく)


(上の内容とは無関係の)思い出の1枚



珍しく、楽屋にみんみん1人だけ。
 

この手前に、「ヴィヨンの妻」の、
あのオドロオドロしい赤ちゃんが置いてあります。

 

薄暗い中で見ると、一段と怖いんだなぁ、これが。
あるとわかっていても、よくドキッとしてました 
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ウラ話・桜こもごも(その5)

2010-11-07 23:51:09 | 舞台・ウラ話
 
主演女優、桜を切るの図。

今回の主役、咲子を、
圧倒的な存在感で演じていた福寿奈央ちゃんも、
地面に座って桜作り。
               
毎回、新しい紙を使う、ということで、
本番中も桜作りが続きました。
     

とにかく場所がないから、
切るのもなかなか大変です。

机もありませんから、
衣装を脱いだら、みんな、地面にべた座りで、
作業開始となります。
(風の強い日は中止!)    



それがね~。

あれ、切るのも大変だけど、

実は、もっと面倒なのが、
「バラす」という作業でして・・・



うすーい紙なので、ハサミで切ると、
切った部分がくっついてしまうんです。

メモ用紙とか便箋の1辺がくっついてますよね。
あんな感じでくっついちゃうんです。


そのまま使ったら、重いために、飛ぶどころか、
ストンと下に落ちてしまいます。



では、どうやって全部をバラすか??



最初に誰でも思いつくのが、

切ったものを袋に入れて、
ポテトみたいにシャカシャカ振る、という方法。

袋に空気を吹き入れて、ガッサガッサ振れば、
たしかに、かなりバラせます。



ただ、3分の1とか、4分の1くらい、残っちゃうんですね。
どう振っても、全部きれいにはバラせない。

そうなると今度は、
くっついているのを、袋の中からいちいち探して、
バラしていかねばならないんです  


これが、結局時間がかかるし、かえって面倒くさいんですね。


で、家で1人で切っていたとき、
イロイロ考えました。


何とか、すばやく、確実に、簡単に、きれいに、
バラせる方法はないだろうか?


うーーーーむ。

と考えて、まず思いついたのが 



ドライヤー!



そこで、切った紙を袋に入れて、

袋の口にドライヤーの吹き出し口をきっちりセットして、

スイッチオン!

「ブオ~~~~~


確かに紙は、中でバラバラに舞ったものの・・・、
 

(つづく)
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天気がいいので「大山詣り」!

2010-11-06 20:49:13 | 暮らし・花・趣味
 
ウラ話はちょっとお休みして、

今日、大山を歩いてきました。

落語で有名な大山ですが、行ったのは初めて。

うん・・・思いの外、きつかった 

山を登って神社仏閣にお参りしてまた山を歩いてまた神社仏閣にお参りして・・・、

というルートだったのですが、


予想外だったのが、


神社仏閣に行くのに、
すごい階段を上らなきゃならない!

山歩きだけでも、けっこうシンドイのに。

でも、上ってこそ見られる景色もありました。
(ついでに、ささやかな達成感もね)


 
まず阿夫利神社。
この階段のずっと上にあります。
(ここまでもかなり上がってきてる)



山道を歩いて、やっと楽な場所に。
ここまで写真も撮れなかった
(なにせ高所恐怖症なもので)



ここにもいます 
昨日も出たそうな(もちろん鈴を持参)



見晴らし台到着!
おにぎり食べて、あとひと頑張り!
(珍しく自分の顔、出しちゃいました)



秋ですね~。
頂上の近くは、そろそろ紅葉が始まっていました。
さぁ、あと少しだっ!


 
そして、またまた、延々と階段を上って、
日向薬師、到着~

いかにも「山寺」といった強さを感じるお寺。
薬師三尊や四天王など、いい仏様もたくさん。



お天気は最高だったし。
いい1日でした。

さぁ~、
明日(明後日?)の筋肉痛はどうかな~~

昔の「大山詣り」は、さぞかし大変だったでしょう(笑)
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ウラ話・桜こもごも(その4)

2010-11-05 18:34:10 | 舞台・ウラ話
 
公演も半ばにさしかかったとき、
ある朝、左肩にイヤな重さが・・・


痛いというほどではないのに、
左腕から左肩、左側の肩甲骨あたりまでが、
なんだか自分の体じゃないみたいな感覚なんです。


はい。すぐに原因は思いつきました(笑)


桜しかないわ・・・。
 

もう1人、桜を散らしている「桜コンビ」の元ちゃんとは、
稽古の頃から「これ、左肩、ヤバいかもね」と話していたんです。



やっぱりきたか・・・。


劇場に入って、元ちゃんに「どう?」と聞くと、
やっぱり彼も「かなり、きてます」とのこと。


まぁ、本番は多くて2回。

稽古の時のように、10回!なんてことはないので、
あまり無理をせずに、筋力温存。

そう頑張らずにやれば、楽勝でいけるはず。


そう。

間違いなく、楽勝!


・・・だったんです。


ホントはね。


なのに・・・、


これができないんですよね~


いざとなると、あの単純作業に夢中になっちゃって 


いかにきれいに 
 いかにコンスタントに 
  いかに高く舞わせるか 


力の限り、やってしまうんです。どうしても。
(お前はアホか 



その上、ストップモーションになったときに、
ちょうど上から、
数枚の桜がはらはらと落ちていけば、

人間が止まっているだけに、動と静で美しいわ、
などと思いつき、

頼まれもしないのに、
そのタイミングをきっちり計って、最後の桜を散らす、

などというコダワリに、けっこう命をかけてたり致しまして、


もう本番のときは、背中の痛みはどこへやら。

芝居が全部終わって、着替える段になって、
「あいた、いた、いた、いたた・・・・・・・・・・」


もう、ラストスパートには、シップの5枚貼り!



そこまでするか?

もっとほかに、やるべきことがあるだろう?

と、自分で自分に突っ込みながら、


それでもね、やりたかったんです。


ホントに、あの気持ち、
一度、桜を散らしたらわかりますって!

(いるのか? 散らす人間??)


(つづく)




(上の内容とは無関係の)思い出の1枚

文士役のばーしー(芝博文)君のバースデー。

テーブルがないので、イスにケーキを置いてお祝い。

でも、こういうイベントは楽しいものです。


ただ、これのおかげで、夜の部の用意が遅れ、
あとで全員大慌てでした 


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ウラ話・桜こもごも(その3)

2010-11-04 20:52:59 | 舞台・ウラ話
 
まあ、そんなこんなで、
何度も何度も桜を散らしているうちに、

ひとつ、面白い発見をしました。



・・・あ、面白くもないか・・・、



言い換えます 

 

ひとつ、
「かなりクダラナイ発見」をしました。



でも、せっかくなので、お教えします!


薄紙の桜(いや、別になんの花でもいいんだけど)って、
切ったばかりの新品だけだと、飛びにくいんです。

古くなって折れたのが、1割くらい混ざっている方が、
うまく飛ぶんですね。



新しいと薄紙同士が、すぐにくっついてしまうから、
指で少しずつ押し出していくのが、やりにくい。

1割程度、折れたヤツが混ざっていると、
スムーズに指から離れてくれるんです。


でも、見ている分には、

「やっぱり新しい方がきれい!」ということで、

「本番は、すべて新しいのにしましょう」

ということになったんですが・・・、


ここだけの話、初日から数日は、
小夏さんに内緒で、ちょっと古いのを混ぜてました。


イマイチ自信のなかった、公演のスタート時には、
高く、きれいに舞わせるためのゴマカシも必要だったんです。



あの、いかがです?

今年の忘年会の余興に、桜散らしなんぞ。
いろいろ奥儀を伝授しますよ~



ただし、派手に散らしたあとは、
自分1人で片づけるという、
かなりやるせない思いをしなきゃいけませんけどね(笑)




でも、こんなものでも、
やってみると、なかなか奥が深いんです!(ホントか?)


回によって、
どうしても「出来不出来」もありますしね。
(しかし、本当にどうでもいい話をしてるなぁ


会心の出来のときなどは、
上の照明にまで届いて、舞い降りてくるので 

自分で見ていても気持ち良くって、
もう、得意満面でやっておりました。
(自分のシーンがほとんど終わって、気楽になってたし)




そんなノリで、公演も半ばにさしかかったときでした。


ある朝、左肩にイヤな重さが・・・。


(つづく)




(上の内容とは無関係の)思い出の1枚

休憩時間 Part.2

ここは、劇場から徒歩約10分の集会所。

最初は、ここを楽屋代わりにする予定でしたが、
移動の面倒もあって、2番手の我々は、
結局、ほとんど使いませんでした。

(4番手の「人間失格」チームは使っていました。
  ・・・待ち時間が長すぎて、外でずっとはつらいので)

我々は本番も早いし、10分歩くくらいなら、
劇場の地べたに、しゃがんでメイクした方が楽だったんです。


これは明日初日、という夜。
オープニングの踊りを稽古するために、集会所へ。

何度も何度も稽古し続けたあと、
一瞬の休憩をむさぼる(笑)ひととき。

マッサージ役は踊りの先生(ごめんなさーい 


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ウラ話・桜こもごも(その2)

2010-11-03 12:41:39 | 舞台・ウラ話
 
昨日、お話ししたように、
稽古場ではみんなが桜を拾ってくれました。
つまりリサイクル

そりゃそうです。
いちいち稽古のたびに新しいのなんて、作っていられません。


するとね・・・。


だんだん、混じってくるんです。


何回も何十回も拾ううちに、

 髪の毛やら、
  ほこりやら、
   糸くずやら、
    紙くずやら、
 正体不明のゴミやらが、


桜の花の中に・・・




それを顔の上で散らすと、
・・・なんか、見えるんです。
桜ならぬ、有象無象が 
私の顔の上に降ってくるのが。



特に、まだ下手だったときは、

力任せにあおいでいたために、
全部自分の顔の上に落ちてきて、

(うひゃぁ~、いろいろあるぞ~


なんか、宇宙遊泳で宇宙のチリでも浴びているような、
壮大な錯覚に陥ったりしてました(笑)




ずっと見ていなきゃ散らせないから、
目をつぶるワケにもいかなくて、

ヘンなものが目に入らないか、ヒヤヒヤでしたが、
なんとか、それは回避できました。




でも、その時期、
なんとなく肌荒れがひどかったのって、

もしかすると、ゴミを何回も浴びたせい?



そういえば、劇場に入って、
ゴミ入りの桜を浴びなくなって、肌荒れが落ち着いたような???



そんなこんなで、毎日、
何度も何度も桜を散らしているうちに、

今度はひとつ、
面白いことに気がつきました。


(つづく)




(上の内容とは無関係の)思い出の1枚

稽古場での休憩時間。

短期集中の稽古だったので、
休憩時間は全員バッタリ。

10分休憩でも、この状態でした。


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ウラ話・桜こもごも(その1)

2010-11-02 11:43:36 | 舞台・ウラ話

これからしばらく、桜ネタを続けたいと思います。


「桜ネタ」ったって、ただ薄紙を小さく切って、
散らしてただけなんですけどね、

でも実は、
これが一番、ネタが多かったりいたします。



なぜなんでしょうねぇ。
やっぱり、普通はあまりやらない「芸」だから、かな?



今回の芝居をご覧になっていない方には、
「???」だと思いますので、
少々説明いたしますと・・・、


私、今回、初めて(もっとも、あんまりベテランの人はいないだろうけど)

ピンクの薄紙を小さく切った「桜」を 
扇子であおいで舞い上がらせる 
という「芸」を披露したのでございます  

 

いや、あれ、簡単そうに見えるでしょ?

ところがどっこい、ちゃんとコンスタントに舞わせるのは、
なかなか大変で、本当に「芸」なんですよ!


後見役の元(田村元)ちゃんが下手後方から、
私が上手前方から、
一緒に桜を散らすと決まったとき、


まず頭に浮かんだのは、
「切るのが大変だなぁ」ということ。




でも!
やってみて、それどころじゃない、ってことがわかりました。



散らないんだから~、あれが!



で、とにかく練習しかない、ということで、

あのシーンの稽古をするたびに、
毎回、桜も散らしました。



つまり、
「はーい。じゃあ、もう一度、同じところから」

と言われるたびに、全員でせっせと桜をかき集め、

それをもらって、また胸に仕込み、
ハタハタハタハタと散らしていく。


それを何度も何度も!


そうなんです。
そのたびに全員で拾ってくれて・・・、


なのに、うまくいかなくて・・・


「ごめん。
こんなに一生懸命拾ってくれたのに、
また、上に上がらなかった 


・・・なんて、
ちょっと青春ドラマ系ですが、

でも、ああいうのはホントに申し訳ないんですよね。


しかし、みんなの協力の甲斐あって、
元ちゃんも私も、かなり急ピッチで腕が上がり、

本番前には、
かなりの確率で上に舞い散るようになってきました。


上がれば自分も気持ちいいし、
次はもっと、と気合も入るというもので。
(こういう単純作業の方がストレスが少ないですしね)


毎回、張り切ってやっていたのですが・・・、


(つづく)
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