さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

東京の休日

2008-06-15 | 

 昨日、今日と続いた熱気溢れるドールフェスティバルも終了し、ようやく「自由の身」になりました!お客様にお目にかかるのも嬉しいけれど、仕事がひと段落して、出張先から自宅へ帰ることが出来るのも、とっても嬉しいです!今回は、銀座アンティークギャラリーのフェアから始まり10日間東京に滞在しましたが、おとといの13日は唯一のオフ日、珍しく東京で休日を過ごしました。

 まずは、昼前に私たちの仕事場でも遊び場でもある銀座でアンティークディーラーの友人とランチ。銀座六丁目にあるむとうへ。一軒屋の「昭和」を感じさせる店構えが私たちのお気に入り、夜は少々敷居が高いのですが、お昼のランチだったら気軽に入ることが出来るので、銀座のお仕事の折、たびたびお昼に出掛けています。

 さて、ランチの後は友人と別れ、私と河村は上野へ。河村が以前から行きたがっていたル・コルビジェの建築、国立西洋美術館へ。なのですが、国立西洋美術館は、翌日からのコロー展のため、この日はお休み。仕方なく、都美術館の「芸術都市パリの100年展」へ。あまり期待せずに入った展覧会だったのですが、パリ好きの私達にとってはなかなか興味深く楽しい展覧会でした。19世紀当時のパリの風景画や写真が沢山飾られ、その場所が100年たった今でもちっとも変わらないことを確認することが出来ます。パリ好きな方はおすすめ!それに日本のミュージアムショップって、何だか楽しいものがいっぱいですね。今回は購入しませんでしたが、アール・ヌーボーの巨匠ミュシャの美しいトランプがちょっぴり心残りでした。

 そして、上野の次は東京駅の大丸へ。何をしに行ったって?それは、三月の買付けで行ったパリに本店のあるボワシエのお店をチェックするためです。(パリのボワシエについてはこちらに画像が。)そうしたらなんと…自分たちのためにパリで購入した可愛い缶に入ったペダル・ド・ショコラが信じられないお値段で売っているのを発見!「ふ~ん、こんな味がするんだ。」なんて言いながら、気軽に自宅でバリバリ食べてしまった私達ですが、日本ではこんなに高価なものだったのですね。びっくりしてしまいました。またパリのボワシエへも行かなくては!

 ボワシエの後は銀座でお店をしているアンティークディーラーのお友達、買付けから帰ったばかりのティアドロップの服部嬢のところでおしゃべり。そんなことをしているうちに、時間はあっという間に経過。この日は、宝町のレストランでお客様との夕食のお約束があり、大急ぎで宝町へ移動。

 お客様おすすめのレストラン、レストランサカキへ。「お店の雰囲気はパリのビストロっていう感じよ。」と聞いていたのですが、今回はフレンチのコースをいただきました。出てくるお料理は繊細で美味しい工夫を凝らしたフレンチ、どれもとても手がかかっていて美味しく、盛りつけも素敵です!本場のパリでは、なかなか美味しいレストランに出会わない私達は、思わず「日本のフレンチって美味しいねぇ!」とため息。(いや、日本のフレンチが美味しいというよりも、このレストランが美味しいのです。)

 お客様とご主人、私達の四人でワインを二本も空け(いえ、四人ではなく、うちの河村は全くアルコールがダメなので、ほとんど三人で二本を空けてしまいました。)、アンティークやヨーロッパの話に花が咲き、あまりの楽しさにすっかり夜が更けるのも忘れてお話に夢中になってしまいました。まさにお仕事の合間の「至福の時間」でした。

 さて、明日は東京をあとにし、お仕事の後の恒例の「信州の休日」を過ごし、名古屋へ戻ります。

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上野駅ってよく見ると格好いい!それもそのはず、現存する山手線の駅の中でも二番目に歴史が古い昭和7年(1932年)築の近代建築です。

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駅舎の天井はこんな風にアーチ式の梁になっています。

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私達が「らくがん」と呼んでいる漆喰の天井飾り。なかなか素敵でしょ?

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窓を大きく取った都美術館のカフェは明るくて気持ちの良い空間です。私はビール(何たって、この日はとても暑かったので…。それにお休みの日でしたしね!)、河村は「パンダパフェ」とコーヒーでひとやすみ。

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