さかざきが綴る「アンティークな日々」

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「赤毛のアン」ふたたび

2008-06-19 | 日常生活

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   画像は赤毛のアン100周年を祝うためのサイトanne2008.comより

 今年は「赤毛のアン」がカナダで出版されてから100周年となる記念の年なのだそうです。そんなことも知らぬまま、先日の買付けの折、ふとした気まぐれから中学生の頃に愛読していた「赤毛のアン」の新潮社の文庫本を荷物にしのばせて出掛け、海外滞在中、何度も何度も読み返してしまいました。アンが子供から大人になり、家庭を持つまでになるこの「アンブックス」シリーズを、中学生の頃も夢中になって読んだものでしたが、大人になって読み返してみてもやっぱり面白い!大人になって読むと、また違った面白さがあります。

 アンティークを扱うようになった今でしたら、アンが熱望していた「袖のふくらんだ服」が、世紀末からエドワーディアンの頃に流行したパフスリーブのドレスであることも分るし、マリラの大切にしていた紫水晶のブローチが、遺髪が入ったアメジストのメモリアルなヴィクトリアンのものだったことも分ります。お客様のための薔薇の蕾のお茶道具も、きっとヴィクトリアンのハンドペイントの磁器だったに違いありません。

 そんなお話に出てくるひとつひとつのアイテムも興味深いのですが、何よりストーリーが普遍的で、100年以上経った現代でもちっとも古く思えないところが最大の魅力かもしれません。子供の頃には全く思いませんでしたが、この時代に、女の子に教育を受けさせ、仕事を持つことを推奨した点についても感心してしまいます。

 アンについてのサイトを検索するうち、こんな100周年を記念したサイトをみつけました。プリンスエドワード島の美しい景色がかいま見られますよ。

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