少し前の日本橋高島屋でのお仕事の折、店頭でお相手したその方は「ロシア美女！」とおぼしき日本女性。（でも、見た目はまさにロシア美女なのです。）お話ししているうちに、「私、ロシアに住んでいるオペラ歌手なのよ。ファンの方が作ってくださったサイトもあるのよ。」と彼女から名刺をいただきました。
先日、いただいた名刺を整理しがてら、「いったいどんな方なのかしら？」とお名前を検索してみてびっくり！1990年に単身ソ連に赴き、1994年には外国人初のボリショイのプリマを演じ、2005年にはボリショイ劇場の記念館殿堂入りを果たしたという日本人としては大変希有な方だったのです。どうりでその方の持っているスケール感が違うと思いました。検索していると、彼女の著書があることが分かり、すぐにアマゾンで注文。さらに彼女のことを知り、その歌声を是非聴いてみたくなってしまいました。
高島屋でお買い上げいただいたのは、19世紀の淑女の帽子を飾ったであろう羽根飾り。たぶんその羽根は、彼女の当たり役でもあるチャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」のタチヤーナ役の「タチヤーナの手紙の場」の、手紙を書く場面で羽ペンとして使われているはず。自分がはるばる買付けてきたものが、そんな風に使われているかと思うと、ちょっぴり誇りに思ったりするのでした。
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ボリショイの歌姫 心の旅 価格：￥ 1,890（税込） 発売日：2006-03-01 |