昨日のお雛祭りは皆様いかが過ごされましたか?私は階下に住む母がわざわざ作ってくれた美味しいちらし寿司を、「そうだった。今日はお雛様だったねぇ。」なんてのんきに食べて終わってしまいました。日々のことにかまけてしまって、あっという間に通り過ぎてしまったので、毎年の春のイベント、地元名古屋の徳川美術館で開催中の「お雛様展」を見に行きたいなぁ、それに同じく、どこかの梅園に梅の花を見に行きたいなぁ、なんて思っています。今行かないとすぐ桜の時期になってしまいますものね。春はなにかと気ぜわしい季節です。
さて、以前から私がエッフェル塔に関するものをコレクションしていることはお伝えしていますが、画像は先日の買付けの折、唯一自分のために手に入れたアンティーク、エッフェル塔柄のパウダーケースです。アンティークとは行ってもたぶん1930年代ぐらいだと思うのでさほど古いものではありません。シルバーでも何でもないメタル製ですが、パウダーケースというもの自体が今はない訳で…。中を開けるとふたの裏側には鏡がはまっていて、そんなところもノスタルジーを誘います。当時もパリのスーヴェニールだったのでしょうね。このパウダーケースもノルマンディーのフェアで見つけました。実は、もうひとつエッフェル塔のパウダーケースを持っていますし(そちらはたぶん1900年頃)、買付けに行っても自分のお買い物にはなぜかとても消極的なのですが(不思議と自分のお買い物には全然情熱が湧かないのです。)、この状態の良さに、我が家のエッフェル塔コレクションの一員にするべく、はるばる日本へ連れて帰りました。
この前帰ってきたばかりですが、またすぐにでもパリに行ってしまいたいなぁ、このパウダーケースを眺めながらそんなことを思っています。