さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

佃島探訪

2012-10-31 | お江戸散歩

  お休みの水曜日の今日は、先週に続いて東京散歩。今日はお店のある銀座一丁目から地下鉄有楽町線で二駅、月島で降りてすぐの佃島へ出掛けました。

 かつては島だった佃島ですが、今は陸続き。徳川家康が関東へやって来た1590年に大阪の佃の漁師を連れてきたのが、ここ佃島の発端ですので、この界隈に代々住んでいる人達のご先祖は関西人ということになりますね。

 さて、いつものように河村にいわれるまま連れて来られた佃島でしたが、銀座からすぐにもかかわらず、そこは戦前の街並み。どこか地方の田舎に紛れ込んだような懐かしい街の面影に感動でした! 

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 人形町でもよく見る銅盤葺きですが、ここはおうちの上に装飾的な銅盤葺きの屋根が設置。ちょっと変わってる!

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 遙か向こうに高層マンションが見えるものの、手前には真っ赤な欄干。昔ながらの石造りの橋を発見!

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 よくよく近づくとなんだかヴェネチアみたい!ってちょっと言い過ぎ?ちなみに左側のマンションの一階は銭湯、近所の人が皆「マイ桶」を持って出掛けていました。この橋の手前の広場では小学生の女の子がふたり「羽子板」をしていました。シ、シ、シブイ…。

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 今も佃で漁業をしている人っているのかしらね?銀座から10分の場所に漁師?

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 橋の側の釣り船屋さんには井戸が!今でも現役です。

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 こちらはごく普通のおうちの玄関脇の井戸。おうちに井戸があるなんていいなぁ。

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 こんな素敵な木造家屋も佃っぽい。

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 このホーロー看板も懐かしい感じ。この看板は佃島のあちらこちらのおうちで見つけました。

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 かつての手水鉢?今は植木鉢として活躍していました。

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 大阪の佃から移ってきた人々は自分達の神様、住吉神社も一緒に連れてきました。こちらは神社の片隅の煉瓦造りの建物。この煉瓦、昭和の初め?明治?とにかく古そうです。

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 かつての東京はこんな水路があちらこちらに巡らされていたそうでうね。私が「南仏のリル・シュール・ラ・ソルグみたい!」と興奮していると、すかさず河村から「それはいくら何でも言い過ぎでしょう!」と突っ込まれました。

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 佃島ですもの、もちろんお土産は佃煮です。様々な佃煮の中から今日は無難に「あさり」を選びました。

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 この通り、この一画は低い建物しか無いのです。木造一軒家が建ち並び、車の少ないこの辺りはとっても静か。こんな所に引越したいけれど、明らかに物件が無さそう。とにもかくにも、「東京じゃないみたい!」でした。

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 番外編。兄弟猫ちゃんを発見!今日は全部で4匹の猫ちゃんに遭遇しました。

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