「原発は安全」思い込みが主因…IAEA最終案
IAEAという国際的な機関が,事故の主な原因は「『原発は安全で、大きな事故は考えられない』という思いこみだった」として,報告書をまとめるようです。
つまり,福島第一原発事故では、敷地を浸水させるような津波が福島第一原発に押し寄せた結果,タービン建屋内にあった,非常用発電機が使えなくなり,さらに,建屋の地下にあった非常用バッテリーも浸水して,停止した原子炉を冷やすための電源が完全に失われたのです。そのために,核分裂は停止したものの,なお高温の核燃料が溶け出して,放射性物質の放出に至ったのです。
東京電力や国は,敷地を浸水させて,重大事故が発生することを予見しえたのに,そんな大きな津波は来るわけがないと思い込んで対策を取らなかったのです。
私も関わっている福島第一原発事故損害賠償請求訴訟でも,東京電力らは,3.11の津波は予見できなかったと反論するのですが,むしろ,予見の可能性どころが,予見していたが,それを自分たちで勝手に,巨大津波は起きないと思い込んでいたにすぎなかったのです。
この見方に近いことをIAEAが発表するようなので,楽しみです。
IAEAという国際的な機関が,事故の主な原因は「『原発は安全で、大きな事故は考えられない』という思いこみだった」として,報告書をまとめるようです。
つまり,福島第一原発事故では、敷地を浸水させるような津波が福島第一原発に押し寄せた結果,タービン建屋内にあった,非常用発電機が使えなくなり,さらに,建屋の地下にあった非常用バッテリーも浸水して,停止した原子炉を冷やすための電源が完全に失われたのです。そのために,核分裂は停止したものの,なお高温の核燃料が溶け出して,放射性物質の放出に至ったのです。
東京電力や国は,敷地を浸水させて,重大事故が発生することを予見しえたのに,そんな大きな津波は来るわけがないと思い込んで対策を取らなかったのです。
私も関わっている福島第一原発事故損害賠償請求訴訟でも,東京電力らは,3.11の津波は予見できなかったと反論するのですが,むしろ,予見の可能性どころが,予見していたが,それを自分たちで勝手に,巨大津波は起きないと思い込んでいたにすぎなかったのです。
この見方に近いことをIAEAが発表するようなので,楽しみです。