東京新聞によると,学校の部活中に,熱中症などで子どもを亡くした遺族ら7人が任意団体「エンジェルズアーチ」を立ち上げた。専門家らの意見を聞きながら,講演会などを通じて再発防止策を発信していくそうです。
同団体は,1999年に中1のラグビー部員だった宮脇健斗さんを亡くした父親の勝哉さんらが設立したのです。健斗さんは体調不良を訴えていたが,当時の顧問に「甘えるな。俺には演技は通用せん」などと言われて練習を続けさせられ,熱中症で亡くなった。同様の事故が全国各地で繰り返されているため,遺族らで熱中症予防の具体策を提言していくことになったのです。
宮脇さんの事件は,避けることができなかった事故ではありません。他の遺族の事件もそうです。その意味で,熱中症の予防に注目していると,この団体の意義を見失うおそれがあります。
同団体は,1999年に中1のラグビー部員だった宮脇健斗さんを亡くした父親の勝哉さんらが設立したのです。健斗さんは体調不良を訴えていたが,当時の顧問に「甘えるな。俺には演技は通用せん」などと言われて練習を続けさせられ,熱中症で亡くなった。同様の事故が全国各地で繰り返されているため,遺族らで熱中症予防の具体策を提言していくことになったのです。
宮脇さんの事件は,避けることができなかった事故ではありません。他の遺族の事件もそうです。その意味で,熱中症の予防に注目していると,この団体の意義を見失うおそれがあります。