京都新聞によると、2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で妻を亡くした男性が、幼い長男にかけ続けた言葉がある。「青葉さんを恨むな。彼がしたことに勝とう」。殺人罪などで起訴された青葉真司被告人への憎しみをわが子に連鎖させないよう、心を砕いてきたそうです。7月18日で事件から4年。長男が前を向けるよう、9月から始まる裁判員裁判には「疑問が残らないよう、全ての事実を解明してほしい」と求めているそうです。
我が国には「罪を憎んで人を憎まず」という掟or風習があるようで、家族を殺した犯人を被害者の家族が憎むと、逆に、その被害者の家族が叩かれるのです。これが現実です。
私は、犯人を憎んでよい、憎んで普通だ、と思います。もちろん、この記事の男性(被害者の夫)のようなことも、それはそれで個人の自由だと思います。ただ、それを長男に押し付けないで欲しいです。