南日本新聞社によると、3歳だった長女を当時20歳の男子大学生に殺害された清水誠一郎さん=熊本市=が、鹿児島市の清水中学校で命の尊さを訴えたそうです。生徒約330人が、事件後に被害者家族を襲う二次被害の実態や人の痛みに寄り添う大切さを学んだそうです。
この講演で、清水さんは、事件後、多くの報道陣から自宅を囲まれ、恐怖で昼間はカーテンを閉め切り、夜も電気を消して隠れるように過ごし、交流サイト(SNS)には「幼い子どもから目を離した最低の親」「責任を取って死ね」と非難のコメントが書き込まれた、と話したのです。
これが被害者とその家族の現実です。これは絶対におかしいです。これを変えていかないといけないのです。