大河内清輝さんとその両親の物語～ＥＴＶ特集「いのちを結ぶ手紙～いじめ自殺 ２１年目の対話～」

　子を持つ人を含めて，全ての人に言いたいです。
ＥＴＶ特集「いのちを結ぶ手紙～いじめ自殺　２１年目の対話～」是非，見てください。
　10月31日（土）午前0時00分～午前1時00分（金曜日の深夜）に再放送があります。

岡村行信さんの貞観津波に関する警告

最近，１日１回は見ている映像があります。それは，ＮＨＫ「ＥＴＶ特集シリーズ大震災発掘　第１回「埋もれた警告」です。
　ここには，岡村行信さんが，貞観津波の再来が福島第１原発を襲うことを警告したにも関わらず，国（保安院）がそれを無視し，その結果，福島第一原発事故が起きたことがわかりやすく描かれています。　
　想定外の津波に襲われて，福島第一原発が襲われたために，事故がおきたのだというのが，国や東京電力の主張ですが，そうではなく，２００９年の６月には岡村さんからの警告を受けていたのです。
　このことを裁判所に是非，わかって欲しいです。今回も，また貞観津波を無視して判決をだすことだけないはないように願って。

大阪市東住吉区小６女児死亡事件～被害者の立場から事件を見ると

２０年前の放火殺人、再審決定　大阪高裁、釈放も認める
　この事件，マスコミの論調も，元被告人らは無実であるというもののようです。
　しかし，被害者の立場に立って事件を見ると，それですまして欲しくない，と思います。
　刑事裁判は，あくまで被告人が有罪か否かだけを審理するものですが，今回は，より突っ込んで，事件の真相を明らかにして欲しいです，被害者の死に責任を負う者が本当にいなかったか否かを。

いのちと避難生活をまもる第４回京都公聴会～１０月２５日開催

　この日曜日に，京都で，福島第一原発事故を契機とした低線量被曝問題を扱う集いが開催されます。近畿地方に住んでいる方からすると，避難者問題よりいっそう，ピンと来ないでしょうが，一部には，福島２００万県民は人体実験のモルモットにされている，と言われているのです。
　これは，福島県だけの問題ではなく，我が国のあり方に関わる問題なのです。　一人でも多くの方に関心を持って欲しいです。

山形県天童いじめ自殺事件～心理的な嫌がらせなど暴力を伴わない「いじめ」を過小評価してはならない

＜天童いじめ自殺＞やまぬ悪口　孤立の果て
　この事件でもわかるように，被害者は自由な意思の下で死を選んだのではないです。追い詰められて死ぬしかなかったのです。
　よくある「いじめ」事件として片付けずに，被害者を死に追いやった犯人を厳しく処罰すべきです，傷害致死罪で。

被害者参加に反対せよ？

　読売新聞によると，死刑求刑が予想される事件の弁護活動について，日本弁護士連合会がまとめた「手引」が波紋を呼んでいるそうです。その手引「死刑事件の弁護のために」（Ａ４判１１０ページ）では，否認事件などで被害者の裁判参加に反対するよう求め，取り調べで「原則黙秘」を打ち出しているからだそうです。
　この手引は，日弁連の刑事弁護センター死刑弁護小委員会が作成したものだそうで，裁判官と裁判員に死刑判決を回避させることを「唯一最大の目標」と明記しているそうです。
　また，被害者参加については，「被害者による質問で法廷が感情に支配され、証拠に基づかない質問がされる可能性がある」として，被告人が起訴事実を否認していれば，つまり否認事件では，被害者「参加に反対すべきだ」と記載してあるそうです。
　被疑者・被告人に黙秘権の行使を勧めるのは，黙秘権が憲法で認められた権利であることからして，理解できます。
　しかし，否認事件で被害者参加に反対せよというのは，到底，理解できません。否認事件では，制度上，被害者参加人ができることはかなり限られているからです。その限られたことさえ，させないようにせよというのでは，弁護士はますます，世間の常識とはかけ離れた人たちだと思われるだけです。　
　この手引，すみやかに回収されるべきでしょう。

軽度外傷性脳損傷となった被害者

　昨日は，９年前に，学校（高校）の中で突き飛ばされて，軽度外傷性脳損傷となった人のお話を聞きました。
　事件に遭ってから，しばらくしてから，勉強ができなくなって，成績は急降下。その他，様々な障害が出たために，病院で，いろいろと調べても異常が見つからないので，苦しんできたが，最近になって，ようやく，「軽度外傷性脳損傷」であることがわかったとのことです。
　まだ，軽度外傷性脳損傷であるとの確定診断は出ていないようですが，仮に，確定診断が出てても，事件との因果関係の立証等，まだまだ，越えなければならない壁はいくつもあります。
　しかし，障害は心因性だと言われたりした辛かった状況からは脱出しつつあるわけですから，これからは，前向きに進んでいって欲しいです。
　

品川美容外科フェイスリフト被害者法律相談～現状

　昨日も，品川美容外科でリフトアップ施術を受けたが効果がなく，しかも痛みが残っているのに，品川美容外科の代理人弁護士から未払い代金（４０万円）を請求されて困っている人からの相談がありました。
　私は，リフトアップ契約を解除しましょう，そうすれば，品川美容外科は未払い代金を請求できなくなります，とアドバスしました。
　この事件，もし，品川美容外科代理人弁護士が被害者を訴えてきたら，被害者は結束して，集団訴訟に持ち込むべきでしょう。

福島第１原子力発電所事故損害賠償請求訴訟第６回裁判

　昨日は，福島第１原子力発電所事故損害賠償請求訴訟の第６回裁判が大阪地方裁判所でありました。
　私は，傍聴券を確保のため，抽選に並んだのですが，残念ながらハズレでした。
　その後，法廷に行って，原告席に座ろうと思ったのですが，既に，原告（被告国らを訴えた人）と弁護団の弁護士で満席で，結局，法廷のバー（仕切り）に接着する長いすに座りました，裁判長の真正面に，です。
　昨日の裁判では，今回の事故を引き起こした津波の予見可能性に関し，弁護団の弁護士から，弁論＝意見陳述が行われました。この弁論は，被告国の反論に対する再反論であったこともあり，非常にわかりにくいものとなってしまい，原告の皆さんも聴いていて，さぞ眠かっただろうなと思いました。
　次回の裁判（12月17日）では，私が，貞観津波と津波の予見可能性について弁論を担当するかもしれません。もし担当することになったら，原告だけでなく，一般市民の方も，聴いていて，よくわかるものにしたいと考えています。
　

被害者遺族が犯人に対し２回目の損害賠償請求訴訟を提起することは珍しくないです

女児殺害の賠償金払われず　遺族が受刑者を再提訴　長崎
　この記事は，「提訴は９日付。原告代理人によると、賠償を命じた判決は来年１月で確定から１０年を迎え、民法の規定で失効するため、同じ内容の訴訟を起こした。専門家によると、遺族がこうした訴訟を起こすのは珍しいという。」としていますが，その専門家が知らないだけで，時効中断のための再提訴は決して珍しいというわけではありません。