福島第一原発事故賠償請求訴訟弁護団会議

　今夜も，福島第一原発事故賠償請求訴訟弁護団の会議に出席してきました。
　次の大阪地方裁判所における裁判（8/4）の２週間前までに裁判所に提出する書面の中身について議論しました。
　そして，次回弁護団会議を３連休の最終日（7/18）に行うことが決まりました。
　私は年中無休なので構いませんが，他の弁護士は休みのはずなのに集合するとはスゴいです。

「おおさか」を勝手に使うな！

「おおさか」外し新名称に＝副代表に渡辺喜美氏―お維新
　ついでに，大阪から出て行って欲しいです。

法律相談リピーターの傾向と対策！

　今日は，ある無料電話法律相談を担当したのですが，繰り返し相談してくる人が一定数いるのです。
　事前に，リーピターリストを見たのですが，同じ人から電話あるかな？と思っていました。ところが，電話を取ってみると，ホントに，そのリストに名前が載っている人から，かかってきたのです。
　同じ人が繰り返し電話をかけてくるとなると，本当に困って相談したい人が相談できないという事態が発生していることが危惧されます。
　２回目からは有料相談とすることもあってよいのかもしれません。

被後見人との面会

　私が後見人を務めている被後見人（後見される人）と，この土曜日（7/9），その入院先の病院で，面会してきました。
　その病院が，北摂地区の山の麓にあったので，時間と交通費，かなりかかりました。
　この出張について，後見人に日当（報酬）は出ませんが，交通費の方は，被後見人に負担してもらうしかないのです。
　というわけで，ホントにお金がない被後見人だと，後見人も頻繁には会いにいけないのです。
　厳しいです。

投票に行かなくともよい

　今日は，参議院議員選挙の日です。
　いろいろな人がとにかく投票にだけは行きましょう，と言ってます。
　しかし，行きたくければ，投票に行かなくてもよいのです。投票に行かないとうしろめたい，社会人として失格である，投票に行かない人は国政に意見を言ってはいけない，等々の意見もありませすが，そんなことはありません。
　例えば，比例投票なんて，支持政党がない人にとっては，投票のしようがないのです。
　また，選挙区の方も，この人だけはイヤだという人はいても，この人に国会議員になって欲しいと思える人（候補者）は滅多にいないのです。消去法で入れる候補者を絞れという意見もありますが，それをすると全員消去されてしまうのです。
　私は，投票には行きますが，選挙区は自分の名前を，比例区の方には私が作るかもしれない政党名（国民行動党）を書いてしまうかもしれません。それだけ事態は切迫しているのです。

イギリスBBC制作『生と死刑のはざまで』を見て

第1巻　執行
Execution
　彼へのこの“罰“で、私は救われるのでしょうか?
　テキサス州で最年少の死刑囚2人の執行日が近づいている。誘拐強盗殺人で死刑判決を受けたリチヤード・コッブは、執行前日に今の気持ちを話す。被害者で生存者の女性は、彼からの最後の謝罪を執行当日まで待ち続けている。
　別の事件で死刑判決を受けたアンソニー・ヘインズは、恩赦仮釈放委員会に減刑を申し立てたが、執行前日lこなってもその結果の知らせは来ない。被害者の遺族は執行を強く願い、アンソニーの母親は教会で執行停止を祈り続ける。様々な思いを抱える中、執行日の朝を迎える一一一。
　主な登場人物
　[リチヤード・コッブのケース]　死刑囚、死刑囚の母、被害者、被害者の家族ほか
　[アンソニー・ヘインズのケース]　死刑囚、死刑囚の父母、被害者、被害者の家族ほか
　昨夜は，『BBC 生と死刑のはざまで』（全３巻）の第１巻を弁護士会館で見ました。
　家族を殺された被害者遺族が，犯人の死刑に対し，どう行動し，どのような感想を持つのか，に着目して見ました。
　死刑はないほうがよい，誰もが死刑が相当だと思われる凶悪犯罪がなくなることによって，と思いますが，凶悪犯人を殺すことによって，正義が実現されるということも揺らぐことはないのでしょう。

事業者破産を逡巡してはいけない

　昨夜は，「よりよい事業者破産の申し立て　Part２」という題した研修に参加してきました。
　この研修は，個人や会社で事業を行っていたが，資金が回らなくなった，売り上げが減少の一途をたどっているなどの理由で，裁判所に破産申立を決意した人から依頼を受けた場合，いかにして債権者や従業員の迷惑を極小化して事業を終わらせるかについて，破産申立を受ける裁判官２名と事業者破産申立の経験が豊富な弁護士２名がディスカッション形式で進められました。
　　　事業をいったん開始すると，それを終わらせるのは，苦渋の選択だと思います。しかし，上記のような状況だと，時間が経てばたつほど，手持ち資金が少なくなって，債権者や従業員に迷惑をかけるのです。
　なので，まだできるけど，かなり厳しいとの見通しを持った際は，なるべく早く，弁護士に相談して欲しいです。
　破産して，いったん，事業をたたんでも，心身が健康なら，また再起できます。というか，破産は人が再起できるようにする制度なのです。

わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か

　昨日は，大阪大谷大学で，平田オリザさんの講演「わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か」を聴いてきました。
　平田さんが，企業は，コミニュケーション能力のある学生を求めている，しかし，コミュニケーション能力が何かを企業は説明できない，と言われたことが印象に残りました。

相続税をできる限り節約して相続人に多くの遺産をもたらす弁護士！

　今日の遺言相続センターを介しての相談は，すべて相続そのものについての相談ではなかったので，ここに相続に関する一般的な注意点を書いておきます。
　まず，相続は，予測できるということです。人は必ず亡くなります。そして，人（被相続人）が亡くなると，必ず相続が発生します。
　なので，相続の争いは予防できるということです。そのためには，被相続人（相続される人）が元気なうちに，推定相続人（被相続人が亡くなれば，相続人となるであろう人たち）とよく打ち合わせを行うことです。
　相続をめぐる争いを予防するには，コレに尽きます。そして，コレが相続税を節約することにも直結するのです。

明日（7/6）遺言相続センター（大阪弁護士会）電話相談担当

　明日は，午前中，私が，遺言相続センターの電話相談を担当します。
　０６－６３６４－１２０５に電話していただくと，私の方から，３０分以内に相談者に電話をかけて，２０分程度，相談にのるのです。もちろん，この電話相談は無料です。
　相続に関する相談を，間違って，税理士や司法書士にされる方がおられます。しかし，税理士が相続に関わることができるのは，相続税の申告の場面だけです。また，司法書士ができるのは，不動産の相続登記だけで，例えば，遺産に不動産がなければ，司法書士は相続に関して何もできないし，家庭裁判所も司法書士を相手にしないのです。
　相談する相手を間違えないようにしましょう。税理士等が相続争いに首を突っ込んで，紛争が泥沼化してからでは，手遅れなのです。