ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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あすの会 関西集会

2017年02月06日 08時22分43秒 | 相続
 昨日は,「あすの会」の関西集会に初めて参加し,昨年10月3日からスタートした犯罪被害者弁護士派遣制度を紹介してきました。
 あすの会では,関西集会を毎月1回開催しており,集会の後半は会員以外の者にも公開されているのです。
 昨日は私が弁護士派遣制度を紹介した後,みなで被害者支援のあり方について議論しました。その中で,①被害者支援条例を制定して,地方自治体が支援を担うべきだと意見と②民間団体,例えば,あすの会がレスキュー隊を編成して被害者のもとへ赴くべきだとの意見が出されました。
 私は,被害者支援条例を普及させつつ,レスキュー隊の派遣も模索していけばよいと思います。
 いずれにしても,今後,少なくとも1年間は,あすの会関西集会に参加して,被害者をとりまく環境の改善に取り組んでいきたいです。
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松本彰布さんと犯罪被害者支援

2017年02月05日 08時38分41秒 | 相続
 昨日は,京都で,松本彰布さんらのお話を伺いました。
 松本さんは,2011年3月12日,あの東北地方太平洋沖大地震の翌日に起きた事件(下記記事参照)の被害者の夫だった方です。
 私は,この事件が私の通学路だった場所のすぐ近くで起きたこともあって,当時は注目していたのですが,その後,すっかり忘れていました。
 松本さんが言われたことで印象に残っていることは①事件発生から犯人の刑事裁判が行われていた時期に,犯人に対する怒りが湧いてこなかった,②事件後,仕事ができなくなってしまい,経済面でも困窮した,③妻(被害者)の弟が支援者,支援機関につないでくれた,ということです。

 京都府警は2011年3月13日、京都市左京区吉田本町に住む男性薬剤師(30歳)を殺人の容疑で逮捕しました。
 調べによると、男性薬剤師は2011年3月12日午後4時30分から午後6時30分の間、京都府京都市左京区吉田中阿達町にある調剤薬局「ファルコはやぶさ薬局」で、この薬局で働く管理薬剤師・松本千鶴(36歳)の首や胸を刃物で10数カ所を刺して、殺害した疑いがもたれています。
 男性薬剤師は松本千鶴の部下で、3月12日は3人の薬剤師が調剤薬局「ファルコはやぶさ薬局」で勤務しており、女性薬剤師は午後4時30分頃に帰り、男性薬剤師と松本千鶴の2人は最後まで残っていました。
 京都府警が事情を聞いたところ、男性薬剤師はカバンから血の付いた刃物を取り出し、犯行を認めたため、男性薬剤師を緊急逮捕しました。
 男性薬剤師は調べに対して、「世の中が嫌になって誰かを殺してやろうと思った。松本さんに恨みがあった訳ではない」などと供述しているとのことです。
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第17回 犯罪被害者支援京都フォーラム

2017年02月03日 21時05分49秒 | 相続
明日は,第17回 犯罪被害者支援京都フォーラム「社会全体で被害者を支えるために」に聴衆の一人として参加してきます。
 公益社団法人京都犯罪被害者支援センターのホームページによると,
 京都市と共催で「第17回犯罪被害者支援京都フォーラム 社会全体で被害者を支えるために」を開催します。基調講演として細川治氏(弁護士)に「弁護士による支援に求められるもの」というテーマでお話しいただきます。また、被害者ご遺族にご参加いただき「被害者の家族への支援」をテーマにパネルディスカッションを開催します。犯罪被害者はご家族の中でも被害の受け止め方は異なります。支援者は、その「違い」をどのように理解し寄り添うべきか、ご家族とともに考えます。あわせて、京都市立芸術大学によるミニコンサートもございます。参加無料、申込不要ですので、是非ともご来場ください,とのことです。
 安全神話(=自分が正しい行いをしておれば,犯罪被害に遭うことはない)もあって,善良な市民による被害者家族への理解は深まっていませんが,是非,一度,被害者家族の声を聴いてみて欲しいです。
 
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