破産債権者への謝罪は破産者代理人弁護士が行うべき？

　私が破産者の代理人となって，破産者の債権者に受任通知（私が破産者の代理人に就任して，裁判所に破産も申立を行いますとの知らせ）と債権調査票（債権者が破産者に対して，△◇といった理由で，〇〇円の債権を持っているとの回答をした書面）を送付します。
　そうすると，黙って，債権調査票とその債権を裏付ける資料が私の事務所に送られてくることが多いですが，ときどき，私の事務所に債権者から電話があります。
　そのとき，私は，私が破産申立を行い，債務者を免責させること，つまり，貴方の債権を消滅させることについて，謝罪します。
　本来なら，債務者（破産者）が債権者に謝罪するべきですが，債務者は謝罪しないので，私が行うのです。　

貨幣博物館

　昨日は，日本銀行本店のすぐ近くにある貨幣博物館に行ってきました。
　日本銀行金融研究所と銘打っていることもあって，紙幣のコレクションは充実していました。
　日本銀行券に興味のある方は，一度，訪れることをおススメします。

韓国人徴用工問題大韓民国最高裁判決の当否

徴用工問題で日本政府、国際司法裁に提訴へ　大使召還は行わず
　この問題，国際法（条約と国際慣習法）と国内法の区別をつけないままに，いろいろな意見が噴出していますが，大韓民国の最高裁判決は適法です（国内法に照らして）が，大韓民国に条約違反があったこと（国際法上の違法）は明らかです。
　なので，我が国が国際司法裁判所に提訴することは，当然なのです。