アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

EF57の残照~急行「津軽」

2018-07-04 17:00:00 | 国鉄時代(カラー)

東北スジの客車急行は、当時から憧れの列車たちだった。10系の寝台客車が連なり、その前後に帯の付いたグリーン車、そして一般形客車が続く。乗車するにも身近な列車たちであり、とても愛着が沸いたもの。そんな思いは、東海道線をかつて走っていた急行「高千穂・桜島」まで遡るかもしれない。アントンKには、この東海道線を走る急行列車の記憶がほとんどないのだ。もちろん撮影したこともない。諸先輩方の写真を眺めては憧れを抱いていたことから、客車急行への想いは計り知れない。今では、模型の世界でしか再現できないが、機関車がけん引した客車の、あの独特の感覚は一生忘れないだろう。

北のゴハチを撮影するため、埼玉近郊に出向いた時の写真。EF57が引退してしばらくした年の盆休みだった。ゴーナナの足跡をたどる様に、ゴハチも同じポイントで撮影している。今では超が付くほどメジャーになった撮影地蓮田~東大宮は、当時からアントンKにはあまりご縁がなく、どちらかというと白岡の方に好んで出向いていた。現在はどのように変わってしまったか知る由もないが、この時、真新しい電柱に代わってしまったのを見てから、ここへは行かなくかったことを思い出している。モノクロのような写真だが、一応カラーポジKRで撮影している。

上野午前10時頃に到着する急行「津軽4号」。宇都宮区のEF58119けん引。黒Hゴム、デフロスタ装着のお顔は、当時は嫌っていたが、これだけの歳月が経つと、どこか受け入れてしまう気持ちになってしまう。悟りの境地に達したということか・・ちょうど40年前の写真。

1978-08-17   404ㇾ   EF58119 急行「津軽4号」 東北本線:白岡-久喜