アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東大宮までの疎開回送列車

2018-07-31 22:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

国鉄時代には、多くの夜行列車が上野を目指して毎日上京していたが、上野駅地上ホームは、車止めのある行き止まりホームとなり、独特な雰囲気を醸し出していた。これは現在でも同じ光景が見られ、小ぎれいにはなったものの懐かしさが漂う。そして客車列車の場合、ここから回送で尾久の車庫まで機関車が推進で向かうのだ。

一端尾久に引き上げた後、電留線の確保なのか、定期で東大宮までの回送列車があり、当時は気になっていたことを思い出している。午前中の通勤電車に混じって回送されていたので、あまり目立たず地味な存在であった。アントンKは列車の存在を気にかけてはいたが、正直下り列車は朝方撮影には光の関係から不適と考え、無視してしまうことが多かったように思う。そんな中から、朝もやに煙った回送列車を掲載しておく。これは急行「能登」の回送列車。もう一本急行「鳥海」も同様に回送していたと思うが、寝台客車が後方についているから、自分の中では今一つの列車だった。

1979-07-22  回3614ㇾ  EF5835    東北本線:浦和付近