関東に生まれ育った環境から、関西への憧れは昔から強かった。EF58現役時代には、宮原機関区のゴハチには、東京機関区と同じような特別な見方をしていたと思う。どれも機関車が綺麗に磨かれていて美しかったのは、宮原区と東京区だったような気がする。
そんな憧れのEF58を撮影する目的で、関西旅行に出た時の一コマを掲載する。当時、ブルートレイン以外でも、夜行急行列車は数多く残されていて、長い14系や12系を牽いて颯爽に現れ、最後の活躍をするゴハチを次々と撮影できた。急行「くにさき・阿蘇」という九州からの夜行列車。こういった普段着のゴハチ走行シーンも、今となっては中々味わいがあり好ましく思える。
1979-05-06 202ㇾ EF58142 急行「くにさき・阿蘇」 山陽本線:須磨-塩屋