何日も前から雪、雪、雪と繰り返されていたが、ふたを開けてみれば長雨の様相を呈した。これから日が落ちて気温が下がってくるとどうなるのかまだ判らないが、やはり都市気候、温暖化の影響なのか、確実に東京で降雪は減ったと感じている。目に馴染んだ自宅の景色が、一夜にして別世界に代わる、あの感覚は昔から好きだった。そんなほどほどの雪景色がまた見てみたものだ。
この冬は、雪中撮影に挑もうと張り切っていたが、未だに実現出来ていない。まだチャンスはありそうだが、どうなることやら。昔を思い出して、90年代のこの時期、よく行っていた磐越西線の蒸機撮影の画像から1枚。雪中撮影は、イメージだけがどんどん先行して、結局思うようにはならないことがほとんど。この画像もそんな失敗作だろうか。特に蒸機撮影は、風の影響をもろに受けやすく厄介に感じる。この時も雪が止み、一時的に視界が利くようになったところに現われたデゴイチだったが、シャッターポイントでいきなり煙が風にあおられ、無残な画像に終わってしまった。一瞬で崖から突き落とされたような感覚。これだから、沼にハマるのだ。鉄道撮影は辞められないのである。
1996-02-03 9224 SL磐梯会津路号 JR東日本/磐越西線:更科信号所-翁島
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