明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

知識 吉田拓郎

2021-12-14 19:29:00 | 僕の音楽日記
♪どこへゆこうと
勝手だし
何をしようと
勝手なんだ
髪の毛を切るのも
いいだろう
気疲れするのは
自分なんだ



むしゃくしゃする時は
髪の毛を切るのは
気分転換になるというが

かと言って
僕は髪の毛を切りに
散髪しにいってるわけでもなく

なんか、むしゃくしゃ
心がかき混ぜられて
モヤモヤ感が
治らない

アルバム
「今はまだ人生を語らず」は
作詞 吉田拓郎
にこだわって
拓郎自身の言葉で
もう一度叫びをとどけなきゃならん
奮起して作られたアルバムでもあった。
自分の言葉を忘れた
シンガーと揶揄されつつ
岡本おさみさんが
ほぼ
吉田拓郎さんの
言葉を代弁するかのように
あの時期の作品などは
岡本おさみ吉田拓郎は一心同体で
作品を世に放っていた。

「今はまだ人生を語らず」は
12曲収録されていて
岡本おさみ作品はそのうち
襟裳岬
世捨人唄
おはよう
の三曲のみ
戻ってきた恋人
は安井かずみさんで
残り8曲すべて
作詞作曲吉田拓郎で
勝負してきた
アルバムだった

中でも
言葉が暴れている
尖っている
作品は
ペニーレインでバーボン
人生を語らず
知識
攻撃的な歌詞に
当時の僕
そして今も
自分を奮いたたせるのに
この唄を聞いたり
くちずさんだり
なかでも
「知識」は
秀逸!
冒頭の歌詞から始まる
この唄は

人を語れば
世を語る
語りつくしてみるがいいさ
理屈ばかりを
ぶらさげて
首が飛んでも
血も出まい

と戦慄な言葉を
ぶっ放す

お前なんか
斬首しても
血も出ないだろ?と言い放す
エッジの立ちすぎてる
言葉で
ここまで皮肉たっぷりな
表現だと
逆に
スッキリするわけで

たしかに気に食わないやつとか
自分と合わないやつなんかと
対峙することがあると
やはり
こんか感じに思うわけで

理屈ばかりをぶらさげている奴を見ると胸糞悪くなる

そうゆうやつが
屁をすると
屁理屈になるわけで

とにかく
口では負けてない
子憎らしい奴は
大っ嫌いな人種だ


むしゃくしゃした時に
この唄を歌うと
スッキリする

アルバムはアコースティックな編曲なのだが
'75つま恋のセカンドステージでは
松任谷正隆グループと演った時のアレンジが
今回の動画と同じで

その後1979年のツアーなどでオープンニングで演奏された
「知識」は
元となる編曲は
つま恋の時のバージョンで
79年ツアーの知識は
青山徹と鈴木茂のツインギターでの
イントロのリフは圧巻だった。


1976年
TBS TV系列で放映された
「セブンスターショー」

あの頃今をときめく
スターたちがワンマンで90分
出演しての
歌番組だった

第1回  1976年2月15日  
沢田研二
第2回  1976年2月22日  
森進一
第3回  1976年2月29日  
西城秀樹
第4回  1976年3月07日  
布施明
第5回  1976年3月14日  
かまやつひろし&荒井由実
第6回  1976年3月21日  
五木ひろし
第7回  1976年3月28日  
吉田拓郎



と拓郎がトリだった。
この時の演奏のYouTubeを貼り付けてあります。



知識人に向けた
皮肉たっぷりのこの歌は
今もなお、僕の心を奮い立たせてくれる。