前の会社で
一緒に仕事をした同僚から
久しぶりの電話があった。
今入院している。
大動脈解離
心臓の裏の血管が破裂して
失神するほどの激痛にあい
仕事に行こうとした矢先
症状に襲われた。
その症状のまま
知らずに
背中の痛みを我慢して
彼は嫁さんに背中をマッサージしてもらったり
背中に乗ってもらって痛みをやり過ごそうとしていたらしい
風呂にも入って一晩痛みを我慢したらしい
我慢強い彼らしいエピソードを
彼の病室で聞いた。
一歩間違えたら……
何故直ぐに救急車で……早く来なかったか?
九死に一生。
医師からもこっぴどく怒られたらしく
罰悪そうに話す彼がいた。
一緒に仕事をしてる時から血圧が高く
膠原病も患い
薬の世話になりながら
それでも
タバコは止められず
半ば人生を捨てにかかってるそんな
彼の振る舞いと彼の生き方は
やけっぱちな感情
諦めの思いが
後年 彼の心には
あったようだ。
車を飛ばし
彼の病院まで行った。
僕も何年か前に
九死に一生の事故から
立ち直った。
彼にもまだ
やり残したことがあるはずだから
簡単に死なせてはくれなかったのだ。
彼も意識もうろうとしている中
彼の亡くなられた姉さんが枕元にたった
と話す。
その姉さんに
話しかけてたらしい
子供も手がかからなくなったし
それなりに楽しかった人生だったから
もう、いいんじゃないかなぁ
と
話しかけてたらしい。
本人はその記憶がない中
家のひとがそう何か喋っていたと
彷徨う意識の中での出来事を
僕にも語ってくれた彼。
確かに
俺たち 懸命に取り憑かれたように
その頃仕事に打ち込んで
苦しかったけど
楽しかった。
答えはまだでない途中だったけど
形は作った僕らだった。
1番大変な時に
やりがいの中で
いい汗かいて
喜びも苦しみも
分かちあった彼。
僕と同い年なのに。
病気もちで薬つけに
なってしまった彼。
人生の分かれ目
その人
その人の
与えられた役割と環境の中で
味わう
喜び
怒り
悲しみ
苦しみ
楽しみ
彼を見て
思い
彼にも言った言葉は
僕にも当てはまる
「まだやり残したことやらなきゃ ならない事があるんだよ。」
僕達はまだ、
スタートラインに立ってないのかも
しれない。
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海援隊の
武田鉄矢さんにそっくりな彼。
このジャケットの写真のような
はにかんで
下を向く時の姿は
ホントに武田鉄矢さんそっくりなのだ
少し猫背で
背中を丸めて
タバコを吸って
よく不平不満を言ってた彼。
それを聞き役に回ってた僕
その頃はまだ
スタートラインに立ててなかった僕達。
何かを失って
痛い思いをして
初めて気づくことで
スタートラインにたてるのかもしれない
そんな遠回りの生き方しか
出来ない僕達だったのかな……
命は繋がった!
さあ!
これからだ!
一緒に仕事をした同僚から
久しぶりの電話があった。
今入院している。
大動脈解離
心臓の裏の血管が破裂して
失神するほどの激痛にあい
仕事に行こうとした矢先
症状に襲われた。
その症状のまま
知らずに
背中の痛みを我慢して
彼は嫁さんに背中をマッサージしてもらったり
背中に乗ってもらって痛みをやり過ごそうとしていたらしい
風呂にも入って一晩痛みを我慢したらしい
我慢強い彼らしいエピソードを
彼の病室で聞いた。
一歩間違えたら……
何故直ぐに救急車で……早く来なかったか?
九死に一生。
医師からもこっぴどく怒られたらしく
罰悪そうに話す彼がいた。
一緒に仕事をしてる時から血圧が高く
膠原病も患い
薬の世話になりながら
それでも
タバコは止められず
半ば人生を捨てにかかってるそんな
彼の振る舞いと彼の生き方は
やけっぱちな感情
諦めの思いが
後年 彼の心には
あったようだ。
車を飛ばし
彼の病院まで行った。
僕も何年か前に
九死に一生の事故から
立ち直った。
彼にもまだ
やり残したことがあるはずだから
簡単に死なせてはくれなかったのだ。
彼も意識もうろうとしている中
彼の亡くなられた姉さんが枕元にたった
と話す。
その姉さんに
話しかけてたらしい
子供も手がかからなくなったし
それなりに楽しかった人生だったから
もう、いいんじゃないかなぁ
と
話しかけてたらしい。
本人はその記憶がない中
家のひとがそう何か喋っていたと
彷徨う意識の中での出来事を
僕にも語ってくれた彼。
確かに
俺たち 懸命に取り憑かれたように
その頃仕事に打ち込んで
苦しかったけど
楽しかった。
答えはまだでない途中だったけど
形は作った僕らだった。
1番大変な時に
やりがいの中で
いい汗かいて
喜びも苦しみも
分かちあった彼。
僕と同い年なのに。
病気もちで薬つけに
なってしまった彼。
人生の分かれ目
その人
その人の
与えられた役割と環境の中で
味わう
喜び
怒り
悲しみ
苦しみ
楽しみ
彼を見て
思い
彼にも言った言葉は
僕にも当てはまる
「まだやり残したことやらなきゃ ならない事があるんだよ。」
僕達はまだ、
スタートラインに立ってないのかも
しれない。
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海援隊の
武田鉄矢さんにそっくりな彼。
このジャケットの写真のような
はにかんで
下を向く時の姿は
ホントに武田鉄矢さんそっくりなのだ
少し猫背で
背中を丸めて
タバコを吸って
よく不平不満を言ってた彼。
それを聞き役に回ってた僕
その頃はまだ
スタートラインに立ててなかった僕達。
何かを失って
痛い思いをして
初めて気づくことで
スタートラインにたてるのかもしれない
そんな遠回りの生き方しか
出来ない僕達だったのかな……
命は繋がった!
さあ!
これからだ!