新六文銭でも演奏され
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正式音源は
よしだたくろう Live'73
に収録。
つま恋'75でも瀬尾オーケストラをバックにLive73をベースに再現演奏された
何よりもいつも思うのだが
この「君去りし後」
のベストテイクって
何年でいつ頃のが
一番なんだろ?と思う
拓郎さんは
ずっとこの歌は好んでLiveで歌って
きている。
僕の勧める
ベストテイクは
82年のFM広島開局記念番組で放送された時の
広島でのコンサートのバージョン。
「王様たちのハイキング」ツアーの時の音源だ。
この頃の歌い方は
他を圧倒する
説き伏せる勢いのある
パワーあふれるボーカルと
力量あるバックメンバーたちに
支えられ
この歌の歌詞もシャウトするのに
もってこいの絶妙な歌コトバだった。
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「君去りし後」の歌詞は
歌謡界、ブラウン管の向こうの
女性歌手に送る
ラブコールラブソングだ。
「好もしかざる女」だった君の
監禁された唄を聞いていると
監禁された唄…
この表現が軽いジャブなんだね。
酒さえもいらないと
思ったものさ
もう一度君が 僕の退屈さを
盗んでくれるなら
全ての女と縁を切ってもいい
そうさ君のいた頃の
この部屋の扉は
いつだって夜に向かって開かれて
マネキンさえ踊る
陽気なブルースを歌ってたよ
君が去った後は
君が去った後は
君が去った後は
てんで はっぴいに
なれないんだよ
酒さえもいらないほど酔える女
それだから
退屈してる僕をもっと虜にしておくれと…
女は君だけでいいというくらい
のめりこんでいたことに
気づく。
そして
君が去ってしまったことで
ハッピーになれないんだと…
手の届かないところへ行ってしまった君。
君へのラブコールは
ロックでシャウトする
フォークの拓郎から
ロック、R&Bシンガー
吉田拓郎へと
変貌した。
岡本おさみさんの歌詞が
当時は
拓郎さん本人が書いたのか
わからないくらい
同化していて
同じような考え、感覚
コトバ選びも
多分似ていたのだろうと思う。
G Em C D A E♭
と少ないコード進行で
淡々としたメロディだが
グイグイ引き寄せられる
説得力あるナンバーだ。
君が去った後は…
てんで
はっぴいに
なれないんだよ
happyでもなく
ハッピーでもなく
はっぴい
なんだ。
突き抜けるような
幸せ感ではなく
なんだか
足元にころがっている
小さな幸せ感とでもいうのだろうか?