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あばずれセブンティーン 甲斐よしひろ

2020-01-04 04:44:00 | 僕の音楽日記
1978年 甲斐よしひろさんの
ソロアルバム
アメリカナッシュビル録音の
「翼あるもの」




に収録されている
cover曲ではなく
お蔵入りの新曲
「あばずれセブンティーン」

もともと
山口百恵さんの提供する曲としてだった
この歌は
事務所からのNGで
ボツになった歌。
同じホリプロ同士の浜田省吾さんと山口百恵さん
その流れで
提供するはずだったが……


甲斐バンドの前座で歌っていた
浜田省吾さんに
甲斐よしひろさんが
そのことを聞いて
「ならば…俺が歌う…」といって
アルバムに入れた。
新曲扱いとして…



アルバム「翼あるもの」
はcoverアルバムとしての作りで
のちに
浜田省吾さん自身も
1980年発売アルバム
「Home bound」
でセルフcoverしてる。

あの頃清純派としての山口百恵さんのイメージは
まだあった時
ビッチな歌詞が
イメージを崩すとして
ボツになったわけだろうけど

その後「プレイバック パートⅡ」
とか
「ロックンロール ウィドウ」
とか
イメージ変更へシフトしたことを
思えば
早すぎた楽曲だったかもしれない。

雰囲気はやはり
ロッカー
甲斐さんが歌うと
しっくりくる




ラジオで聴くのはロックンロール
ダンスに行くならリズム&ブルース
だけと頭はからっぽ
クラスに三人 テディボーイ
学枚じゃ毎日 バスケットボール
だけと頭はからっぼ
今すぐこの町出たいけど
行きたいところが見つからないのさ
そうよ あたいはいかれたあばずれセブンティーン

父さん万年係長 母さん汗かき太っちょ
そして頭はからっぼ
兄さん女たらしで姉さんバージンですまし屋
そして頭はからっぽ
食べたいものはあるけれど
瓦礫だとか石ころなのさ
そうよ あたいはいかれたあばずれセブンティーン

毎晩誰かに抱かれて朝まで何とか幸せ
だけど心はからっぽ
お酒も煙草もクスリも何でもかんでも試した
だけと心はからっぼ
愛した男はいたよ
憎んだ男の数だけいたよ
そうよ あたいはいかれたあばずれセブンティーン

あたいは誰にも指図をさせない
いかれた あばずれセブンティーン

やはり歌詞が飛んでて
山口百恵さん当時には
過激すぎだったか…(笑)

でも
この曲がとかではないかもしれないが
キッカケとしての
準備されたものとして
思えば…
甲斐バンド は
「HERO」が売れる前夜に位置していたし、
山口百恵さんも
阿木燿子 宇崎竜童コンビでの
イメージチェンジでジャンプアップしたし
浜田省吾さんも
その後80年になだれ込み
佐野元春
甲斐バンドと並んで
80年代のロックシーンを牽引して
いくのだ。

全て売れていく
前触れの予兆が

「あばずれセブンティーン」
という作品だったのかも
しれない










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