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岡本おさみ 歌コトバ ⑲ 地下鉄にのって 猫

2019-11-23 17:43:00 | 岡本おさみ歌コトバ



地下鉄丸ノ内線 での男女のやりとり

「ねえ 君」から始まる
この歌詞は


この曲を始めて聞いたときから思ってたんだけど
作曲家泣かせだなぁって


岡本おさみさんの詩って
曲がつけづらい
よく吉田拓郎さんがもらしてたことを思い出す。


「ねえ君 何を話してるの?」
「だからさ……聞き取れないよ」

感情が読み取れない
思うに…
この男のひと
怒ってるの?
怒ってる?なんて思いながら。

「だからさ、聞き取れないよ」
って投げやりな
ぶっきらぼうな投げかけ…をするのです。

「もっと、大きな声でもっと大きな声で」

それができなければ次の駅で止まった時に
静かになった時に話そう
と…

映画を見た帰りの二人

恋人になる前の微妙な距離感。

グイグイ引き寄せたいけど

「ねえ…」と呼びかけるところ
なんかは
まだ、探りをいれてる感じと
相手への距離を詰めれてない感じ。


地下鉄の電車のうるささに
うんざりするほど
嫌だと嘆き

次の駅で降りようと促す

それはある意味
彼女に誘いの手を差し伸べてる?

こんな閉塞感のある空間で
息苦しい中にいるより
目的地でもない
次の駅で降りようと
誘うってことは

これからの人生にもあるように
決められたレールの上をいくんじゃなく
自分の意思を変えてでも
自由に動いて行こうという

恋愛も仕事も
自分の感性で動こうよと
促しているようにも取れる。

僕と一緒に行動しようよ
僕と一緒に付き合ってよ
と誘いの言葉


君ももちろん 降りるんだろうね
でも君はそのまま
行ってもいいよ

でこの歌詞は終わってる
なんとも
尻切れで…
でも、君はそのまま
行ってもいいよ

あの頃の時代背景

相手を尊重するその心使いが
君は君で…と促す言葉

君はそのまま
行ってもいいよ…

一緒に行こうよではないんだね

個人の意思
個人の自由

地下鉄から降りて 歩き出そう
と思う
その行動からも

自由は自分で決めること
という
メッセージがどこか
刷り込まれてるのか?

色々考えて聞いてみると
「地下鉄にのって」
味わい深い。


後年
斉藤和義さんが
「メトロに乗って」という名曲を出した。
こちらも凄くいい歌で

こちらも男女のことを歌ってる

でも
男の方が
女のひとを引っ張っていく
エスコートする心がよく伝わる
思いやる心が
メトロにのってだ。

変わりゆく街へ出ようと誘う。
二人で見に行こうと…


始まったばかりの恋と
恋愛中の男女では
地下鉄(メトロ)にのった
感覚が違うんだろう。

時代は変われど
男と女

そばにいてほしいと願うその気持ちはどちらの歌からも伝わってくる。



猫 が歌う
地下鉄にのって

ハーモニーがいい。
田口さんのボーカルもいい!















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