人が人を好きになる
それには理由はなく
一緒にいたいと思う同士的感覚の「好き」
友情のような感覚での「好き」
心がざわつく「好き」
説明のつかないどこか身体の違う
ところから
湧き出てくるような「好き」というあの感覚
若い時にしか
味わうことのできなかった感覚
経験から辿って思い返してみる
あの「好き」という感覚
生活の全てが「好き」で彩られ
夢遊病者か、
熱病にかかったように
心臓や脈が早鐘のように
打ち続けるドキドキ感覚
もうそんな事はとうの昔に過ぎ去り
思い返しても感覚がもどらない
若さの特権とは
そうしたことだとしたら
未経験だからこその
【期待と不安】がそうした
感覚をつれてくるんだろうなぁ
ラブソングだってそんな時期に
聞けば
応援歌だし自分にとっての
都合のいい
BGMだし、
【好き】が益々加速する
ラブソングは止まらないよ…
止めちゃいけないよ
僕はもうとまっちゃった部類の一人だけど
感覚は味わいたいなぁ
若さをうとましく思う気持ちと同じだとしなら
もう、しっかり年寄りの戯言。