高校に入って S水君と友達になり
音楽の趣味もフォーク好きという事で意気投合。
彼の趣味は
小室等だった。
僕は吉田拓郎。
それまで、小室等さんを深く聴いてこなかった。
せいぜい
『雨が空から降れば』だった。
これも
吉田拓郎がアルバム
『ライブ'73』に中で歌われていたから
知っただけであって、
そもそも 聴こうとしなかった。
S水君の自宅に招かれ
彼の聴いてる小室等さんの曲を聴いたとき
正直
(趣味が違うなぁ〜〜)だった。
しかしながらも
相手を蔑むわけでもなく
拓郎の優位性 素晴らしさをひけらかし
自分の音楽の趣味嗜好性を戦わせるわけでもなく
ただ その場は受け入れる姿勢で
静かに 小室等さんの曲を何曲か
退屈な感情を見せないように
聴いていたのだった。
何曲かして
僕の耳に刺さったのは
「比叡おろし」だったのだ。
♪風はやまから 降りてくる
レタスのカゴを抱えて
唇はくびれていちご
遠い夜の街を超えてきたそうな
うちは
比叡おろしですねん
あんさんの胸を雪にしてしまいますねん
関西弁のなんとも怨念のこもった?
感情のこもった歌詞
にやられてしまったのだ。
小室等本人の作詞作曲ではない
松岡正剛さんの作品らしく
初めて開いた扉
カルチャーショックだった。
いわば 僕の中にはロックだった。
フォークのスピリットの中に
ロックを感じた。
小室等さん本人は明らかに日本のフォークの礎を築いた一人として
素晴らしい功績があり
ましてや
ロックって感じじゃないキャラクターでもあるが
この歌が持つスピリットは
ロックだった。
1979年発売のライブアルバム
小室等 東京23区コンサート 東京漂流記
では 東京在住の各区のシンガーたちを
訪れた区ごとに ゲストに迎え
その模様を音源とされたライブアルバムだ。
その中での拓郎との掛け合いの
「君と会ったからというもの僕は」
はもはや掛け合い漫才とそれだった。
そうしたライブアルバムにも
「比叡おろし」は入っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/aa/636a921670689153b4720ff3ee2f8a5d.jpg)
後年S水君は
小室等さんよろしく風貌も似てきて、なんとも学者的な仙人的な
そんな風貌で学校の先生になった。
奈良県の十津川村に赴任した事を聞いて
ずっとずっと以前彼の元に遊びに行ったものだ。
十津川村の夜空は綺麗だったなぁ〜〜
音楽の趣味もフォーク好きという事で意気投合。
彼の趣味は
小室等だった。
僕は吉田拓郎。
それまで、小室等さんを深く聴いてこなかった。
せいぜい
『雨が空から降れば』だった。
これも
吉田拓郎がアルバム
『ライブ'73』に中で歌われていたから
知っただけであって、
そもそも 聴こうとしなかった。
S水君の自宅に招かれ
彼の聴いてる小室等さんの曲を聴いたとき
正直
(趣味が違うなぁ〜〜)だった。
しかしながらも
相手を蔑むわけでもなく
拓郎の優位性 素晴らしさをひけらかし
自分の音楽の趣味嗜好性を戦わせるわけでもなく
ただ その場は受け入れる姿勢で
静かに 小室等さんの曲を何曲か
退屈な感情を見せないように
聴いていたのだった。
何曲かして
僕の耳に刺さったのは
「比叡おろし」だったのだ。
♪風はやまから 降りてくる
レタスのカゴを抱えて
唇はくびれていちご
遠い夜の街を超えてきたそうな
うちは
比叡おろしですねん
あんさんの胸を雪にしてしまいますねん
関西弁のなんとも怨念のこもった?
感情のこもった歌詞
にやられてしまったのだ。
小室等本人の作詞作曲ではない
松岡正剛さんの作品らしく
初めて開いた扉
カルチャーショックだった。
いわば 僕の中にはロックだった。
フォークのスピリットの中に
ロックを感じた。
小室等さん本人は明らかに日本のフォークの礎を築いた一人として
素晴らしい功績があり
ましてや
ロックって感じじゃないキャラクターでもあるが
この歌が持つスピリットは
ロックだった。
1979年発売のライブアルバム
小室等 東京23区コンサート 東京漂流記
では 東京在住の各区のシンガーたちを
訪れた区ごとに ゲストに迎え
その模様を音源とされたライブアルバムだ。
その中での拓郎との掛け合いの
「君と会ったからというもの僕は」
はもはや掛け合い漫才とそれだった。
そうしたライブアルバムにも
「比叡おろし」は入っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/aa/636a921670689153b4720ff3ee2f8a5d.jpg)
後年S水君は
小室等さんよろしく風貌も似てきて、なんとも学者的な仙人的な
そんな風貌で学校の先生になった。
奈良県の十津川村に赴任した事を聞いて
ずっとずっと以前彼の元に遊びに行ったものだ。
十津川村の夜空は綺麗だったなぁ〜〜