サマーピープルのシングルレコードのB面に入ってしまった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/6d/3f7a960f894d5e2c3aa1c1374a3687d7.jpg?1587853417)
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「20才のワルツ」
能天気とも軽い軽快な「サマーピール」に対して
B面の20才のワルツの
暗い、悲しい、この世の不幸を一人で背負い込んだような
歌。
アルバム「アジアの片隅で」が1980年11月に発売された時
この歌はアルバムに収められていた。
この時
トシくんは
僕の為にあるような
歌だな!と茶化した。
失恋の痛手も癒えないまま
日々を何気なく過ごしていた時に
拓郎さんから
傷口に塩を塗られ
さらにえぐられるような
歌を……
まるで僕のコマーシャルソングのような失恋し、旅立つ男の心情をとつとつと歌った歌だ。
あれから
失恋してから僕は
益々家に一人でいるのが嫌で
トシくんの家に入り浸ってた。
何かから逃れるように
そして、さらに色んなレコードを聴きまくってた。でも
やっぱり身近にしっくり聞けたのは吉田拓郎だった。
そう思うとこの歌でさらに吉田拓郎がより、余計に身近になり好きになったのかもしれない
あまりにもタイミングがよ過ぎて、
まるで見透かされてるように
僕の心情を見事に歌ってくれた
これも単なる偶然かもしれないし、
聞き手の都合で
捉え方で
作品はそれぞれ聞き手の価値の中で
意味を持つものだから…
そうした偶然。が必然になることで
ファンとしての思い入れが深くなり
変わらないコアな応援と心情的同体を感じる。
考えてること
思ってること
どこかに共通項をみつけ
吉田拓郎になりたかった。
吉田拓郎の世界に浸っていた。
語りかける作品から
自分の世界に入り込み酔いしれて
悲しみは深く倍増し、
歌でより覚醒していった。
楽しい気持ち嬉しい気持ちの歌より
怒り、悲しみ、やるせなさ
の気持ちを歌った歌の方が
より心に近く
自分に酔いしれる事ができたかもしれない。
本当の自分の世界から
抜け出して
殻から抜け出して
どん底から這い出すのに
手を貸してくれた
歌だったかもしれない。
僕の気持ちを代弁してくれた
20才のワルツ
♪夏はこれ以上待ってはくれない
…夏まで持たなかった恋。
いきなりカウンターパンチだったなぁ…
♪たかが女というなよ お前
すべてを捨てても
愛はついに振り切れず
そうトシくんに呟いてた。
♪男と女はどこかで違う
たとえば男はあくまで夢に酔う
♪思い出は消えるほどに
確かな姿を 闇の彼方に包みこんでしまう。
♪これで終わりさ
そして何かが始まる
門出の男に君はまだ口とざすのか?
♪君の言葉を
ひとつだけ下さい
またいつか、好きでした
そして
サヨナラでも
いいから…