小坂明子さんの
名曲 「あなた」
を見事に
そのもつイメージをぶっ壊した
宮本浩次さん
いい意味で
ぶっ壊した。
coverの概念で僕は
cover曲を歌うアーティストは
その本家の歌イメージを超えるか
覆すか、
はたまた
違う解釈の歌にして
coverしたアーティストのものに
してしまうか…
それくらいの聞くものにインパクトを与えてくれないと
coverを聞く意味がない。
とさえ思える。
「あなた」
をぶっ壊した。
と言う言い方は的確ではないかも
しれないが…
歌の世界を根底から
宮本浩次さんが変えてしまった
という事から
ぶっ壊した。と僕は思った。
失敗だ
とは思わない
思えない…
ファルセットを使わない
高音域も
そのまま歌い切ってしまう、
押し切ってしまう
歌い方。
しかしながら、今回の
「あなた」は
♪あなた〜あなた〜
という箇所は
ファルセットになっていた。
ギリギリ
ファルセットになるか
ならないかのところだろうけど
宮本浩次さんは
この歌に
戦いを挑んでるとしか
考えられない。
この歌のもつ世界を
結果的には
変えてしまったのだから
歌い切ったことにより
宮本浩次解釈の
「あなた」
という歌になってしまった。
元歌を上書きしてしまった。
元歌の色が茶色 ブラウン系だったとすると
宮本浩次さんの黒い
ブラック系で塗り潰した感じ
決して
変な意味ではなく。
それだけ強烈な個性で
夢見る女子が
描く幸せな
風景を
悩み多き哲学者ロッカー
宮本浩次さんが歌ったら
こうなった…
こうなってしまった。
無理やり歌の世界を変えようと
したわけでもなく
真剣に向き合い
魂込めて
歌った結果…いい意味で
ぶっ壊した。
ということ
誰もが
原曲の「あなた」のイメージの
呪縛を取り払えなく
歌の上手いアーティストも
所詮
「あなた」の歌の前では
横並びで終わってしまう。
それほどまでに
原曲は
完成してしまっていて
イメージを崩せずにいる
だからこそ
みんなが
coverしてみたくなる
いい歌のもつ魅力に誘われて…
歌ってみたくなる
「あなた」
なのかもしれない。
あえてそこへ
切り込んでいったのか?
単なる気まぐれなのか?
計算して
歌ったのか?
わからないが
宮本浩次さんのcoverの
凄まじさには脱帽する。
曲の世界観は
元歌の
小坂明子さんの
「あなた」
は
すでに完成している歌なので
それはそれのままが
良いに
決まってる。
むしろ
正攻法では
越えられない
それを越えた宮本浩次さん
恐るべし
ということ!