明日の葉っぱ(8×8)=69

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マイ シャローナ ザ.ナック

2018-03-17 20:32:56 | 僕の音楽日記
高校生に上がって、
仲良くなった8人がいて
卓球部 剣道部 柔道部 のメンツと
一年生のゴールデンウイークだったか、
綿密な打ち合わせを行った。
というのも
映画の鑑賞会のお誘いなのだ。

地元の映画館では
面が割れてるってことと、
学校の先生に見つかったらややこしい事もあり
電車を乗り継ぎ
都市部の商店街の中にある
映画館で
鑑賞会をしよう
じゃないかと
いうことになり
決行日はGWに決まった。
映画の鑑賞会は
高尚なものというより
いわゆる18禁 のピンク映画だ。


それぞれ思惑が一致した
8人だったので
意を決して向かったのは
ゆうまでもなく
何よりみんな奥手な奴らばかりだった。
それこそモテない連中だ
ま、その中に
僕もいたことはいうまでもなくて。

まずは軽く腹ごしらえ、
アーケード街の商店街は老舗のお店が
軒を連ね
美味しいのか
まずいのか
入って見なけりゃわからない
古びた食堂に入って
カツ丼を食べた。
とりあえず 勝つぞ!
目標達成して帰るぞ!
的な…

で、カツ丼。

なにやら意を決して望む 8人の侍たちは
腹ごしらえが、すんだら
目をぎらつかせ
アーケード街の奥にある
映画館へと無言で早足で歩を進めて行った。
その頃流行っていた
ザ、ナック

(マイシャローナ)の
軽快なリズムと歌が
僕たちのBGMに流れているかのごとく、
また、その歌の訳が
、エロ学生の映画鑑賞会にピッタリであった。

もう最近は 街角にあの
どぎついピンク映画のポスターは見なくなった。
いわゆる昭和の産物。
今はスマホでユーチューブでなんでも手軽に早く見る事ができる時代。

その昔僕らは
赤穂浪士
討ち入りのごとく
意を決した
侍になっていた。

映画館で横一列に並んで鑑賞する
ピンク映画。
隣を気にしながら画面にも
集中する。
下半身が、元気になる隣の友達は何度も足を組み直す
股間の膨らみをカムフラージュするため
だった。
もぞもぞしながらみんな鑑賞会に集中していた。

僕の頭の中には
(マイシャローナ)がヘビーローテションになっていた。

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