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田園 玉置浩二 with 東京フィル 紅白バージョン

2021-01-05 19:33:00 | 僕の音楽日記

玉置浩二さんは
歳を重ねるごとに
味のあるボーカルをきかせてくれる

力任せの音量、音圧のある
歌い方が、たまに
鼻につくように
前は感じた。が……

今回紅白にオーケストラをバックに
歌った「田園」
玉置浩二✖︎東京フィルといった
ハンデキャップマッチのような
対峙する研ぎ澄まされた
戦いの息吹を感じつつ
それまで融和に溶け合って
歌を作るバックの演奏とは
少し
意味合いが違っていたようにも
思う。
勝つか?
負けるか?
そんな命のやりとりを
どこか秘めながらの
東京フィルオーケストラとの
「田園」の披露

一見 朗らかに
歌っていく
玉置浩二さんに
見えても
どこかに
負けられない
戦いを挑みながらの
歌唱のように
見受けられた。

ぶつけ方なのだと思う。

力任せではなく

何か技巧派にもなったような
旨さも加わっての
「田園」の歌唱は

単なる
力任せで圧倒する
歌い倒しではない。


押したり引いたり
それが
「味のある歌い方」
にも通ずるのなら…

若い頃の安全地帯の時の
情熱に任せてはち切れそうな
感情をぶつけた歌い方が
下地にあってこそ
それはもともと歌が上手いという
事だったからこそ
通用した
説得力ある
ボーカルリストとしての
位置にいた
玉置浩二さんだった。


無駄な歳はとってない
経験は無駄になってない
物語る「今」の
「田園」は
単に、素晴らしいの一言だけでは
すまない
重く、上手くて、満足いく出来映え
だったと思う。

「田園」という歌自体
譜割りが独特
いわば吉田拓郎節のような
ペニーレインでバーボン
という歌のような
叩きつける 慌ただしい歌い方
「田園」も言葉がリズムに跳ねている
素人が真似て歌おうと思っても
なかなかニュアンスを出せない
難しい歌だと思う
「田園」


格調高く
オーケストラとのコラボは
たんなる大人の音楽という
イメージではなく
アーティスト玉置浩二と
作品「田園」を
表現する時の
ベストパフォーマンスをみせるのに
オーケストラとの
コラボだったという
選択肢から
僕たちは
素晴らしいに決まってる
結果がわかっている
ことを見せつけられたわけだ。

唯一無二の
存在として
玉置浩二さんの
表現する
歌の世界は
また
深く
広く
輝いていくのでしょう



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