1977〜79年ごろ
あの頃の沢田研二さんは
最強だった。
77年には
(勝手にしやがれ)でレコード大賞を受賞。
ノリに乗ってたし
ジュリーを見ない日は
ないくらい
露出が凄かった。
痩せていて
スタイル良く
化粧とかしても
イヤミがなく
アーティストとして
円熟期を迎えていた感じ。
特に
「カサブランカダンディ」
のファッションは
真似ました。
ジャケットにジーンズ
白のシャツにネクタイ
あのスタイルが粋だった。
当時の僕はあのスタイルが好きで
私服もバイトで稼いで取り揃えてみたり、
細身のネクタイが流行っていた時期でも
あった。
だから流行って時には便利で
ネクタイの結び方なんかも
真似たい一心で
覚えたようなもの。
なかなか上手くできなかったけど
カサブランカダンディ
の
あのジュリーのスタイルが決まってて
自分も真似よう 真似ようとして
ジーンズのボタンを外して ジーンズを履いていたら
お袋や友達のねーちゃんに
「ちょっと あんたぁ ボタン外れてるよ
はめなきゃ みっともない 」
口を揃えて言われた。
(……べつに、…止め忘れた訳じゃないんだけど…ジュリーのようにと…)
そして極め付けは
当時酒屋でバイトしていた僕は
カサブランカダンディの衣装でつきものの
小物
ウィスキーの小瓶
これを仕入れて
あの酒しぶきを真似ようと…
「しめしめ(^^) あの ブホォ〜をやったるでぇ〜」と
バイトを終え
喜び勇んで
自転車に乗っての帰り道。
いてもたってもいられず
自転車に乗りながら
ウィスキーの小瓶を開け
ウィスキーを口いっぱい含んで
ジュリーの真似をして
酒しぶき
再現だぁ〜〜!
次の瞬間
大量に口に含んだウィスキーを
飲み込むでしまったものだから
むせて しまって
自転車も制御がきかなくなり
危うく交差点に突っ込みそうになり
その場で
うずくまり
嗚咽と咳込みで
どこぞのジジイさながら
むせて、しばらく喉を通ったウィスキーの
焼ける感じが収まるまで
座り込んでしまった。
ジュリーを真似て
衣装を真似たまでは
よかった。
酒しぶきまで真似ようとして
むせてしまっては
ジュリーというよりは
ドリフのコントになってしまった
あの頃の僕でした。
それ以来
あの口から
ブッーとやる
しぶきがなかなか
上手くできずにいる
僕なのです。
ウィスキーの小瓶を見るたび
そして
ジーンズのボタンを見るたびに
思い出す
ほろ苦い
(カサブランカダンディ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fd/70fea50c2c7dffd2a633667036b1e4a8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/92/c21a70044c57a854350e41f51fc72e27.jpg)
あの頃の沢田研二さんは
最強だった。
77年には
(勝手にしやがれ)でレコード大賞を受賞。
ノリに乗ってたし
ジュリーを見ない日は
ないくらい
露出が凄かった。
痩せていて
スタイル良く
化粧とかしても
イヤミがなく
アーティストとして
円熟期を迎えていた感じ。
特に
「カサブランカダンディ」
のファッションは
真似ました。
ジャケットにジーンズ
白のシャツにネクタイ
あのスタイルが粋だった。
当時の僕はあのスタイルが好きで
私服もバイトで稼いで取り揃えてみたり、
細身のネクタイが流行っていた時期でも
あった。
だから流行って時には便利で
ネクタイの結び方なんかも
真似たい一心で
覚えたようなもの。
なかなか上手くできなかったけど
カサブランカダンディ
の
あのジュリーのスタイルが決まってて
自分も真似よう 真似ようとして
ジーンズのボタンを外して ジーンズを履いていたら
お袋や友達のねーちゃんに
「ちょっと あんたぁ ボタン外れてるよ
はめなきゃ みっともない 」
口を揃えて言われた。
(……べつに、…止め忘れた訳じゃないんだけど…ジュリーのようにと…)
そして極め付けは
当時酒屋でバイトしていた僕は
カサブランカダンディの衣装でつきものの
小物
ウィスキーの小瓶
これを仕入れて
あの酒しぶきを真似ようと…
「しめしめ(^^) あの ブホォ〜をやったるでぇ〜」と
バイトを終え
喜び勇んで
自転車に乗っての帰り道。
いてもたってもいられず
自転車に乗りながら
ウィスキーの小瓶を開け
ウィスキーを口いっぱい含んで
ジュリーの真似をして
酒しぶき
再現だぁ〜〜!
次の瞬間
大量に口に含んだウィスキーを
飲み込むでしまったものだから
むせて しまって
自転車も制御がきかなくなり
危うく交差点に突っ込みそうになり
その場で
うずくまり
嗚咽と咳込みで
どこぞのジジイさながら
むせて、しばらく喉を通ったウィスキーの
焼ける感じが収まるまで
座り込んでしまった。
ジュリーを真似て
衣装を真似たまでは
よかった。
酒しぶきまで真似ようとして
むせてしまっては
ジュリーというよりは
ドリフのコントになってしまった
あの頃の僕でした。
それ以来
あの口から
ブッーとやる
しぶきがなかなか
上手くできずにいる
僕なのです。
ウィスキーの小瓶を見るたび
そして
ジーンズのボタンを見るたびに
思い出す
ほろ苦い
(カサブランカダンディ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fd/70fea50c2c7dffd2a633667036b1e4a8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/92/c21a70044c57a854350e41f51fc72e27.jpg)