この世の中に
美しさがあるのなら
綺麗な事の方を選ぼうと
優しさや思いやりを
投げ出して
二人は違う旅へ出て行った。
家を捨てたんじゃ
なかったのか
ひとりになりたくて
家を出て
ひとりが寂しくて
二人になり
家族ができ
それでも
自分を見つける
旅をもとめ
旅に憧れ
愛する女の元へ
足を運こぼうと
その気持ちは勇気に
繋がらず
大阪行きのホームへと
足を急がせる
大阪行きは何番ホーム?
そこには
その先には
憧れ
を越えた大きな人がいる。
家を捨てたんじゃ
なかったのか?
家を捨てたんじゃ
なかったのか?
女は男より
賢かったけれど
男は愚かさに
身をまかすだけ
何故 愛したのか?と
問われても
ただ 押し黙るだけに
なっていた。