日曜日の午前11時から
日テレ系のチャンネルで
放送されていた
「スター誕生!」
昌子、淳子、百恵
ピンクレディー、宏美
圧倒的に女性歌手の輩出が多かった
中にあって
また、印象的だったのが
石野真子さん
スター誕生!
の欽ちゃんの軽快な司会が
緊張を和らげてくれる
あのギャップが番組として良かった
シリアスな場面も
どこか肩の力を抜いてほぐして
くれる
欽ちゃんの司会の欽ちゃん節
は仮装大賞での
司会でも懐かしく
思い出される。
毎週のように
スターがお茶の間に誕生する
わけもなく
その週、その週で合格点をもらえたら決勝大会に進んで
そこをクリアして
勝ち残って会場からの評価と
審査委員からの評価
それから
レコード会社、プロダクションなどからの札が上がるか?上がらないか?で
デビューが決まる。
合格者が出れば
欽ちゃんの
「バンザイ〜」の掛け声
合格者が出なければ
「バンザイ〜 無しよ」
で番組は閉められる。
そんな合否の場面で
印象にあるのは
石野真子さん
ポチャとした
健康的な可愛い女の子だった。
声量があって
上手いなぁと
素人の僕たちでも
テレビを通して観ていても
感じるほど いわゆる
逸材の香りがしていた。
彼女の決勝大会では
審査は会場での審査点ですでに
合格ラインに達してしまった。
当然プロの審査委員たちも
高得点
そこから
じゃあ、レコード会社、芸能プロダクションはスカウトしてくれるのか?
沢山上がってたね
結果
ビクターレコードに決定。
そして審査委員長の阿久悠さん自ら
作詞の作品
「狼なんて怖くない」
まさに赤ずきんちゃんのような
童話の世界から
出てきたような
幼さの残る
石野真子さんだった
珍しく
箱入り娘、世間知らずの感じ
すれてない
純粋な女の子の印象だった。
そんなイメージから
「狼なんて怖くない」と
作品を提供したのが
2匹の狼だった
作詞 阿久悠
作曲 吉田拓郎
拓郎ファンの僕は
飛び上がって喜んだ
気になる女の子
デビューに漕ぎ着けた
石野真子さんのデビュー曲が
拓郎さんの歌。
これぞ、歌謡曲!
拓郎節を見事に歌い上げる
新人歌手
石野真子さん
拓郎さんの歌というのはクセがあり
低音域から高音域まで
跳ね上がるサビが特徴だったりする
石野真子さんの歌唱力なら
なんなくこなして
しまうところが
彼女の飛び抜けた才能だった
ように思う。
あの弾ける笑顔、
そして歌唱力があり
可愛い
アイドル好きの僕が
浅田美代子さんのあと
ぞっこんに好きになったのが
石野真子さんだった
デビュー前
シンデレラストーリーを
テレビで見てから
彼女の成長を見続けた感じも
いわゆる
ファンも共に育っていく
感覚。
昭和の歌謡界が一番華やかな
時代の中で
輝いていた
石野真子さん
その後スター誕生の司会も
されてから
長渕剛さんと結婚を期に
引退。
短い芸能活動だった
花の命は短くて…
そんな言葉が当てはまった
石野真子さんだった。
山口百恵さんのような
どこか時代を取る
歌手ではなかったけど
でも
華やかで可愛く歌も上手い
ザ、アイドルだった
石野真子さん
狼だらけの芸能界へ
飛び込んだ
最初の決意表明ソング
「狼なんて怖くない」
拓郎さんの提供曲の中でも
良い歌なんです。