
1978年の5枚目のアルバム
【マスカレード】に収録されてる
作詞 白石ありす
作曲 庄野真代
【Stop motion】
白石ありすさんは翌年1979年以後は
第一線から消えてしまった。
その前の年
すでに6年の月日で
提供された作品も多々あるなかに
晩年という言い方は少し
おかしいが
初期の頃と比べて
男と女の駆け引きを
粋なカタチで表現している
やはり女性ならではの
…
詩の行間から女性らしさを
感じる。
ある意味
安井かずみさんに
近い艶っぽい言葉のニュアンスと
重なる
♪ふざけているんでしょう?
ふざけていたって
あなたは上手な真面目顔
とか
♪男の人ってロマンって言葉で
時々驚かせるのね
内緒の地図を隠した胸で
私を抱くと透けて見えるわ
涙で滲ませ困らせようか
という男の人に対する
女の武器を全面にだして
心理的マウントを取る
駆け引きを歌詞に
してくることは
白石ありすさんの
進歩的世界観の変化。
♪ホントの気持ちよ
寂しくなる時
私は決まって
悪ふざけ
ここが
これが
白石流の
大人の女の本音の部分なのだと思う
可愛らしさは
照れの中に
反対の仕草行動に映し出され
それが男からすれば
見逃すことなく
汲み取れたなら
大人の恋は
ゲームのように楽しめたりも
するとでも言うべき
そんな
歌コトバ。
また庄野真代さんも
いい女。
という形容がピッタリの
美人シンガー。
ニューミュージックという括りの
中で
AOR的な作品で結構そのルックスと
歌唱力に歌謡曲の歌番組にも
通用する
新しいタイプのシンガーとして
期待がもたれた。
その中にアルバム収録曲だけど
大人の女性の詩を提供していた
白石ありすさん