明日の葉っぱ(8×8)=69

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全部抱きしめて 吉田拓郎

2022-03-01 12:33:00 | 僕の音楽日記
時代の波に乗って
時代の寵児として
我が物顔でのし歩き
怖いもの知らずだった頃の70年代

70年代も後期あたりから
80年代中期あたりまでは
自分の波ではなく変わりつつある
環境の波にうまく乗れなくなっていき
それでも我が道、我がスタイルを
突き通すカッコよさを疑わず
吉田拓郎でいることが
吉田拓郎であることだった。
時代の波は
大きくうねり
90年代になり
吉田拓郎は時代の波に翻弄され
自分が、今どこにいる事すら
確認する事すら
出来なくなるほど
沖へ沖へと流されて
荒れ狂う大海原へと投げ出された格好のように見えた

気がついたら
たった一人で大海原に
放り出された形になっていた
それは自然の中、海原にいることで
自分の大きさがわからなくなって
いるのと似て
吉田拓郎がどれくらいの
大きさなのか
わからなくなっていたのでしょう

そんな時
かつての栄光を知る者から
吉田拓郎の魅力
吉田拓郎をもう一度輝かせるために
嫌いだった媒体のテレビを使って
そこに
少年のアイドルとの掛け合わせにおいて化学反応させようとした動き、企画が
あの LoveLove あいしてる
だった。

進退をかけて
自分を押し殺して望んでその何回かで
新しい吉田拓郎像が
見えてきた

過去の栄光との訣別

全部抱きしめて

そんな思いを一つにまとめて
吉田拓郎は吉田拓郎を捨て
多分
あの時から等身大になっていったのだろうと思う。


全部抱きしめて
そう、自分の弱さも
自分の甘さも
自分のちっぽけなプライドも
また、
足元から見つめ直し
目の前のことから逃げずに
それまでのことを
綺麗な思い出として
前を向いて進むことの
大切さを
今の自分の全てと
目の前の全てを全部抱きしめて






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