日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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秋風につのる女の怨み節

2011年09月14日 10時46分29秒 | 日記
ここの事務所は鉄骨造2階建延べ床面積18.2坪ほどの小さな建物である。
家主のK氏はもともとこの場所で空調設備の会社を経営していたものであるが、妻のA子さんと離婚したために他の場所へ事務所を移転したのである。つまり、ここの事務所はK氏の元の妻であったA子さんの実家の隣に位置し、離婚したA子さんは隣の家に年老いた父親と一緒に住んでいるのである。

S氏とA子さんの間には一人娘がいる。詳しい経緯は判らないが離婚の主な原因はA子さんの浮気にあるらしい。
A子さんは運転代行を営むX氏と男女関係に陥り、X氏に頼まれるままに600万円もの大金を融資したとのことである。これはA子さん本人から直接聴いた話だから間違いは無い。

A子さんはK氏と離婚した後にX氏と結婚する約束をして600万円を融資したそうだが、X氏には別に内縁関係の女性がいてそうそう簡単にA子さんと結婚するわけには行かないらしい。と、いうのはA子さんの認識だが、私の見立てでは、X氏と内縁関係の女性は出来レースを仕組んでA子さんから運転資金600万円を引き出したものと考えている。

X氏は東北の裕福な農家の息子だから親が死ねば多額の遺産が転がり込むから借りた金は間違いなく返せるといっているらしい。それを証明するためと称してA子さんを東北旅行に誘い、実家の土地だといって広い空き地を見せたそうである。そして、東北の温泉ホテルへ同宿して情交を交わしたというのだからどうしようもない。
静岡あたりの都市近郊の土地ならば坪当たり10~20万円の評価もできるだろうが、東北の田舎では坪当たりの土地単価も安いのではないか。200坪や300坪の土地があったとしても知れた評価額にしかならないものと思われる。この点でも残念ながらA子さんの思惑は外れていることになる。

その後、2年程も経過したがX氏に融資した金は一銭も戻ってこないばかりか頼みにしていた父親が病に倒れ、先日は本人が体調不良で倒れて救急車で病院へ搬送される事態になり、どうも雲行きの悪いA子さんの近頃である。

この世の中には男と女しかいない。
男と女の織り成すもろもろのドラマが毎日繰り広げられているのである。

知り合いの女性Yちゃんは当年29歳である。3年前というから26歳の頃に知り合った男性と結婚の約束をして肉体関係を結んだ。程なく妊娠したので相手の男性に結婚を迫ったら、相手の男性が両親のところへ挨拶に来た。Yちゃんの両親も娘のお腹に子供が出来ているのは知っていたから喜んで承知した。ここまでの流れは普通である。

問題が起きたのはこの先からである。本人が両親のところへ挨拶にきたまではよかったのであるが、それから先の手続きが一向に進まなかったのである。つまり、結納とか結婚式の日取りとか。

痺れを切らしたYちゃんは、直接、男性の親のところへ電話を掛けたそうである。すると、驚いたことに男性の母親は、家の息子には嫁もいるし孫も二人いるのだから他の女性と結婚なんかできるはずが無いといったそうである。

Yちゃんは男性の妻に離婚してもらいたいと頼んだそうであるが、二人の子供に十分な養育費をもらえる保証もなしに離婚は出来ないと断られたそうである。

Yちゃんは結局、自分の祖母からお金を借りてお腹の子供を堕胎したそうだが、その男性とは完全に別れられないで、今でもときどき家族の目を盗んでは逢っているそうである。

A子さんといいYちゃんといい女の本能というものは男の私にはどうにも理解できないものがある。
コメント
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