あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

久しぶりです!

2020-12-07 11:18:34 | 日記
 久しぶりの投稿となります。
 昨日は、娘の歌う合唱コンサート以来の 音楽鑑賞に出かけてきました。
フジコ・ヘミングさんのピアノコンサートでした。
 88歳の年齢を超えたすばらしい演奏に、心が洗われるようなひとときでした。
手をひかれて登場する様子を見て、高齢であることを改めて感じましたが、
流れるようにピアノを弾き始めた瞬間に、その心地よい調べに魅了されました。
 第一部は、東京ニューシティ室内管弦楽団によるモーツァルトの交響曲の演奏。
第二部からフジコ・ヘミングさんが加わって、モーツァルトのピアノ協奏曲の
演奏があり、次にリストのラ・カンパネラの独奏、さらにはアンコールの独奏
という流れでした。
 クラシックにふれる機会が少ない私にとっては、音楽のすばらしさを体感する
貴重な時間となりました。また、フジコ・ヘミングさんのピアノに込めた魂に
ふれることで、新たな生きる力をいただいたような気がしました。
 パンフレットには、フジコさんの描いた絵も随所に掲載されていました。
 ピアニストであったお母さんと同様に、画家・建築家でもあったスウェーデン人
のお父さんの血も受け継いでいるのだと思いました。
 16歳の頃に中耳炎の悪化による右耳の聴力の喪失。ヨーロッパでのピアニスト時
代には、風邪をごじらせ左耳の聴力も失うという不幸に襲われながらも(現在、左耳
は40%回復)、ピアニストの道を歩み続け、88歳の現在もコンサートに取り組むその
姿。ピアニストとしてのゆるぎない歩みに、深い感動を覚えます。
 今後のご健康とご活躍を心から祈ります。